カリキュラムモデル
分類番号 M212-315-4
訓練分野 | 機械系(M) |
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訓練コース | チタンのTIG溶接施工と検査技術 |
訓練対象者 | TIG溶接作業に従事し、今後各種チタン材の材料特性を加味した接合技術(TIG溶接)に携わる中核的な役割を担う者または、その候補者 |
訓練目標 | 軽金属の代表格であるチタンは、比強度、耐食性、リサイクル性等の特長を活かして様々な製品に採用されているが、その溶接性は高温で著しく酸化しやすい等の理由により、溶接施工が極めて難しいとされている。本コースでは、TIG溶接法を用いてチタン材の材料特性を把握した上で、高度な溶接施工と検査技術を習得することを目標とする。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) |
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1.コース概要及び留意事項 | (1)チタンのTIG溶接に関する訓練の目的 (2)チタン材料とTIG溶接の専門力の確認 (3)チタン溶接に関する問題点の整理 (4)TIG溶接時の安全留意事項 |
1 |
2.チタン材の特性と用途 | (1)チタンの物理的及び機械的性質 (2)チタン材料の種類とその用途及び溶接性 |
1 |
3.チタン材溶接部に発生しやすい欠陥と継手性能 | (1)チタン材溶接部の材料試験 (2)チタン材溶接部の酸化の影響 イ.アフターシールド・アークタイム・溶接電流の影響 (3)チタン材溶接部のブローホールの発生について (4)チタン材溶接部の欠陥が継手性能に及ぼす影響 |
3 |
4.チタンのTIG溶接 | (1)チタン材のTIG溶接法について (2)チタン材の溶融の検証 (3)チタン材の溶融特性を考慮した溶接施工 (4)チタン材のTIG溶接 |
3 |
5.チタン材の突合せ溶接とX線透過試験 | (1)チタン材の突合せ溶接 (2)チタン材溶接部のX線透過試験 |
3 |
6.課題実習と成果発表 | (1)課題 イ.ブローホールとX線透過試験結果 ロ.アフターシールドガスと酸化の関係 (2)成果発表(プレゼンテーション) (3)発表内容に関する質疑応答 (4)総括討議 |
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7.確認・評価 | (1)成果発表後の全体的な講評及び確認・評価 | 1 |
訓練時間合計 | 18 |
使用器具等 | TIG溶接装置、アフターシールド治具、TIG自動溶接用タイマ、X線透過試験装置、張出し試験機、安全保護具 |
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