カリキュラムモデル
分類番号 H307-207-2
訓練分野 | 居住系(H) |
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訓練コース | 建築設計コンペ案作成実務 |
訓練対象者 | 新たに設計競技に取り組もうとする建築設計者であり、職場のリーダー及び今後、リーダーとしての役割を担う者 |
訓練目標 | 建築の設計者選定の方法として「設計競技」方式が採用される場合がある。新たにこの分野に取り組もうとするリーダー的役割を果たす設計者を対象として、応募図書作成の形式から内容までを学び、自力で応募できる術を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) |
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1.予備知識 | (1)背景 イ.建築設計のための設計者選定 ロ.選定プロセスの透明性 ハ.的確な設計内容の選定 ニ.的確な設計者/チームの選定 (2)歴史(1980代以降) イ.スーパーゼネコンと組織設計事務所の時代(量の時代) (那須野が原ハーモニーホール、第2国立劇場、東京国際フォーラム) ロ.小規模設計事務所の時代(質の時代) (那須野が原ハーモニーホール、熊本アートポリス) (3)応募方式の種類 イ.WTO型 ロ.日本全国型 ハ.地域限定型 (4)選定方式の種類 イ.設計競技(公開設計競技、指名設計競技、QBS(資質評価方式)) ロ.プロポーザル(公開プロポーザル、指名プロポーザル) (5)諸外国の例 イ.アメリカ ロ.ドイツ ハ.イギリス (6)転換のきっかけとなった過去の設計コンペ イ.ホンコン・ザ・ピーク(1983年、ザハ・ハーディド) ロ.ラビレットパーク (1983年、バーナード・チュミ) |
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2.参加登録から審査までの流れ | (1)公告メディアの購読 (2)コンペ案募集の公告 (3)応募要綱の取り寄せ (4)内容の確認(審査員、提出期限、提出図書) (5)参加登録(登録書の送付、登録番号の通知) (6)調査(背景調査、現地視察、地域特製、類似施設) (7)質疑応答(質疑送付、応答受理) (8)検討内容の絞込み (9)提案内容の検討(敷地利用検討、提案プログラム、ブロッキング、 スタッキング、フロー、デザインコンセプトスタディー模型、技術検討) (10)図面レイアウト検討 (11)作図(CAD) (12)パース(CG) (13)レイアウト (14)模型(モデリング、着色、写真撮影、現像、プリント、写真の貼りこみ) (15)提案趣旨の作成 (16)梱包と郵送 (17)審査(第1次審査結果発表、第2次審査(ヒヤリング)の 準備第2次審査、第2次審査結果発表) (18)制作スケジュール (19)制作予算 |
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3.課題実習・評価 | (1)実践課題実習 | 5 |
4.確認・評価 | (1)確認 (2)評価 |
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訓練時間合計 | 18 |
使用器具等 | パソコン、3次元CAD、プレゼンテーションソフト |
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