カリキュラムモデル
分類番号 E311-011-3
訓練分野 | 電気・電子系(E) |
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訓練コース | 有接点トラブルの評価と改善 |
訓練対象者 | 装置や制御盤の設計または機械保全に従事し、今後、職場のリーダーの役割を担う者 |
訓練目標 | 制御装置におけるトラブル発生のメカニズムを実習を通して理解し、高安全や高安定性を保証するための正しい部品の選定やトラブル対策方法を実践的に習得する。これにより、設計段階からトラブルに対する方策の検討ができるため、製品の改善や業務の効率化に関する職務の遂行ができる。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) |
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1.接点技術概要 | (1)接点開閉時における現象事例(転移・溶着等) (2)制御機器(リレー)の機能 イ.接点性能の評価(材料と劣化、接触抵抗) ロ.絶縁性の評価 (3)制御機器(リレー)の耐久性 イ.耐久性の評価(機械的耐久性・電気的耐久性) ロ.接点消耗のメカニズムと現象 |
3 |
2.接点の特性 | (1)パワー負荷 イ.各種負荷と突入電流 ロ.パワー負荷領域でのポイント(選定法とトラブル対処法) (2)微少負荷 イ.接触信頼性 ロ.故障率 ハ.使用環境による影響 ニ.微少負荷領域でのポイント(選定法とトラブル対処法) |
3 |
3.サージの発生と対処法 | (1)サージ発生のメカニズムとその影響 (2)防護素子の有効活用 |
1 |
4.トラブル発生のメカニズムと改善 | (1)制御機器における故障の事例 (2)トラブルの原因解明と対策法 (3)制御機器の機能確認実習 イ.接触抵抗測定 ロ.分解による確認 (4)ロールプレイングによる制御機器測定実習 イ.カタログや製品仕様書による機器の選定 ロ.負荷容量の違いによるリレー開閉演習 (5)ロールプレイングによる不具合処理実習 イ.サージキラー効果の確認 ロ.トラブル発生のメカニズムの確認と改善 |
5 |
訓練時間合計 | 12 |
使用器具等 | ノイズチェッカー、オシロスコープ、むしめがね、各種AC・DC負荷 各種リレー、コンタクタ、精密ドライバー、ピンセット |
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