カリキュラムシート
分類番号 B205-010-A
訓練分野 | 機械系 |
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訓練コース | 樹脂の熱およびPVT特性の測定と射出成形への活用技術 |
訓練対象者 | プラスチック射出成形作業に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | プラスチック射出成形加工の生産性の向上をめざして、効率化、最適化(改善)に向けて熱伝導率の非常に低いプラスチックの熱的特性について測定実習を通して、射出成形品に反りや変形が発生するメカニズムを理解するとともに、反りの計算法及び実加工による検証のための技能・技術を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
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1.コース概要及び留意事項 | (1)コースの目的 (2)専門知識の確認 (3)安全上の留意事項 |
0.5 | |
2.プラスチックの特徴 | (1)状態変化と相転移 (2)プラスチックの開発の歴史 (3)高分子材料の種類と分類 |
2 | |
3.プラスチックの熱特性 | (1)ガラス転移温度、結晶融解温度および結晶化温度 (2)結晶構造と球晶 (3)耐熱性と熱変形温度 (4)比熱 (5)熱伝導率 (6)熱拡散率 |
2 | |
4.PVT特性 | (1)PVT測定装置と測定方法 (2)PVTの数式的表示方法 (3)PVT用データベースの物理的意味 |
2 | 1 |
5.成形収縮率 | (1)比容積および温度の時間変化 (2)成形収縮への影響因子 |
3 | |
6.反りと変形 | (1)反りの発生原因 (2)製品を挟む金型温度差に起因する反り (3)円板の反り (4)製品厚みの大幅な相違による反り (5)製品の反りの実態と対策 |
3 | |
7.反りと変形の対策実習 | (1)PVTテスタによるPVT特性の実測 (2)反り計算 (3)試験用平板の成形と成形収縮率の測定 (4)金型温度差による反り発生の成形実習 (5)計算による予測と測定結果に関する総括討議 (6)成果の確認及び評価 |
11 | 11 |
8.まとめ | (1)質疑応答 (2)講評・評価 |
0.5 | 0.5 |
訓練時間合計 | 24 | 12.5 |
使用器具等 | PVTテスタ、射出成形機、試験用金型、金型温度調節機、計測機器 |
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養成する能力 | 生産性の向上を実現できる能力 |
改訂日 | 2020.09 |