カリキュラムシート
分類番号 A605-006-A
訓練分野 | 電気・電子系 |
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訓練コース | シミュレーションで学ぶパワーエレクトロニクス回路 |
訓練対象者 | 電力制御の業務や電源回路設計・開発業務に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | パワーエレクトロニクス回路設計の生産性の向上をめざして、効率化、適正化、最適化(改善)、安全性向上に向けた、各種パワーエレクトロニクス回路のシミュレーション実習を通して、パワーエレクトロニクス回路の設計・解析・検証の技術を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
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1.コース概要及び留意事項 | (1)コースの目的 (2)専門的能力の現状確認 (3)安全上の留意事項 |
0.5 | |
2.シミュレーション概要 | (1)定式化と解法 (2)シミュレーションソフトの計算法による分類とその使い分け (3)回路に対するシミュレーションパラメータの決め方 (4)シミュレーション実行上のポイント及び問題解決法 |
2 | |
3.各回路の動作と設計上のポイント | (1)他励変換回路 イ.ダイオード整流回路 ロ.サイリスタ整流回路 ハ.設計時のポイントと留意点 点弧法、発生する高調波、出力電圧の誤差信号のPI演算、 BPF・コンパレータによる安定した同期信号など ニ.設計及びシミュレーション実習 (2)チョッパ及びその応用回路 イ.昇圧チョッパ ロ.降圧チョッパ ハ.昇降圧式チョッパ ニ.DC-DCコンバータ ホ.PFC(力率改善形)コンバータ ヘ.設計時のポイントと留意点 ゲート信号の与え方、高調波電圧、出力電流のフィードバック制御、 負荷電圧及びリアクトル電流の二重フィードバックループなど ト.設計及びシミュレーション実習 (3)インバータ回路 イ.単相インバータのPWM制御 ロ.三相インバータのPWM制御 ハ.座標変換及び瞬時空間ベクトル ニ.三相インバータのSVM(空間ベクトル変調)制御 ホ.設計時のポイントと留意点 高調波電圧とフィルタ設計、低耐圧のデバイス利用法、 スナバ回路の構成法、中性点電位の安定法、アクティブ フィルタ、瞬時空間ベクトルの演算による電圧・電流制御など ヘ.設計及びシミュレーション実習 |
7 | 6 |
4.実用システムのシミュレーション実習 | (1)太陽光発電システムの回路シミュレーション (2)風力発電システムの回路シミュレーション (3)交流可変速モータドライブシステムの回路シミュレーション |
2 | 1.5 |
5.まとめ | (1)実習の全体的な講評及び確認・評価 |
0.5 | 0.5 |
訓練時間合計 | 12 | 8 |
使用器具等 | パワーエレクトロニクス回路用シミュレーションソフト |
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養成する能力 | 生産性の向上を実現できる能力 |
改訂日 | 2020.09 |