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カリキュラムシート

分類番号 A605-003-A

訓練分野 電気・電子系
訓練コース 実習で学ぶパワーエレクトロニクス回路
訓練対象者 電力制御の業務や電源回路設計・開発業務に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者
訓練目標 パワーエレクトロニクス回路設計の生産性の向上をめざして、効率化、適正化、最適化(改善)、安全性向上に向けたインバータ設計実習を通して、パワーデバイス(半導体デバイス、コイル、コンデンサ等)の能力について理解し、デバイス選定及び目的にあった最適な回路設計開発技術を習得する。
教科の細目 内容 訓練時間(H) うち実習・
まとめ(H)
1.コース概要及び留意事項 (1)訓練の目的
(2)専門的能力の現状確認及び問題点の整理
(3)安全上の留意事項
0.5
2.パワーエレクロニクス概要 (1)パワーエレクトロニクス技術概略
(2)主なパワー変換回路の応用
0.5
3.スイッチング回路の特徴 (1)シリーズレギュレータとスイッチングレギュレータの比較
(2)スイッチング損失、ノイズ及び出力リプルの発生要因
1 0.5
4.パルス変調と復調 (1)PWM、PFM、PDM
(2)PWMコントロールICの内部解析
(3)ディジタルPWMの内部動作解析
(4)PWM周波数の分解能とキャリア周波数の限界
(5)PWM復調回路におけるカットオフ周波数の設計
2 1
5.コイル・コンデンサ (1)パワー回路から見たコイル、コンデンサの性質
(2)表皮効果と近接効果
(3)鉄損から見たコア材の特徴
(4)各種コイルのインピーダンス特性と直流重畳特性
(5)ESR、定格リプル電流、ESL
(6)各種コンデンサのインピーダンス特性
(7)パワー回路に使われるコイル、コンデンサの傾向
3 2
6.パワーMOSFET (1)パワーMOSFETの外形による選択
(2)入力容量とオン抵抗
(3)MOSFETのパラメータ測定
(4)ドライブ技術と各種ドライブIC
(5)ゲート抵抗の違いによるデバイスの実力差及びその計測法
(6)最新パワーデバイスの現状と今後の流れ
2 2
7.インバータ設計実習 (1)インバータの設計仕様
(2)各素子の選定(MOSFET、コイル、コンデンサ、他)
(3)CPUによる正弦波指令値発生
(4)AC出力の測定・評価
2 2
8.実用化のために (1)過電流保護回路、各種電流・電圧検出法
(2)出力電圧・電流の安定化
0.5 0.5
9.まとめ (1)実習の全体的な講評及び確認・評価
0.5 0.5
  訓練時間合計 12 8.5
使用器具等 オシロスコープ、周波数特性分析器、ディジタルマルチメータ、ファンクションジェネレータ、安定化電源、LCRメータ
養成する能力 生産性の向上を実現できる能力
改訂日 2020.09

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