カリキュラムシート
分類番号 A403-001-A
訓練分野 | 電気・電子系 |
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訓練コース | 組込みLinuxシステムコールプログラミング技術 |
訓練対象者 | 組込みシステム開発業務に従事する技能・技術者等であって、指導的・中核的な役割を担う者又はその候補者 |
訓練目標 | 組込みシステム開発・設計の生産性の向上をめざして、効率化、適正化、最適化(改善)に向けた液晶モジュールや外部ディジタルI/Oなどのハードウェアを制御するためのシステムコールプログラミング実習を通して、カーネルの役割やシステムコールプログラミング技術を習得する。 |
教科の細目 | 内容 | 訓練時間(H) | うち実習・ まとめ(H) |
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1.コース概要及び留意事項 | (1)コースの目的 (2)専門的能力の現状確認 (3)安全上の留意事項 |
0.5 | |
2.組込みLinuxの概要 | (1)Linuxとは (2)組込みLinuxシステム開発に必要なソフトウェア (3)実装する場合の手順 (4)クロス開発環境 (5)開発ツール |
1 | 1 |
3.カーネルの概要 | (1)カーネルが提供する機能 (2)アプリケーションの実行単位 (3)プロセスの優先度やスケジューリング |
2 | 1.5 |
4.プロセス管理 | (1)プロセスの状態遷移 (2)プロセスの複製、置換について (3)プロセス管理に関係する関数 イ.Fork処理 ロ.exec系の処理 ハ.wait ニ.exit |
4 | 3 |
5.シグナル | (1)シグナルの発生について (2)シグナルとシグナルハンドラによる処理法 |
2.5 | 2 |
6.プロセス間通信 | (1)パイプによるプロセス間通信 (2)共有メモリ |
2.5 | 2 |
7.ハードウェア制御 | (1)デバイスドライバへのハンドリング (2)デバイスドライバによるディジタルI/O制御 イ.SWやLEDなどの入出力制御 ロ.液晶モジュールの出力制御 |
2.5 | 2 |
8.スレッドと排他制御 | (1)スレッドの利点と欠点 (2)POSIXスレッドによる処理 (3)mutexによる排他制御 |
1 | 0.5 |
9.応用課題 | (1)並列分岐処理システム イ.各スレッドの排他やキャンセルポイントの設定 |
1.5 | 1 |
10.まとめ | (1)全体的な講評および確認・評価 |
0.5 | 0.5 |
訓練時間合計 | 18 | 13.5 |
使用器具等 | 統合開発環境、ターゲットボード(マイコンボード+負荷装置) |
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養成する能力 | 生産性の向上を実現できる能力 |
改訂日 | 2022.08 |