book
39/40

 今号から編集を担当させていただくことになりました。昨年度までは,基盤整備センターホームページを担当していましたので,「技能と技術」誌をホームページに掲載する側でした。基盤整備センターホームページには,たくさんのコンテンツがありますが,その中でも「技能と技術」誌はアクセス数及びダウンロード件数が多く,たくさんの人に見ていただいているため,プレッシャーもありますが,今まで以上に充実した紙面となるよう努めて参りますので,どうぞよろしくお願いいたします。 さて,元号が令和に変わっての最初の特集は,「ものづくり分野における安全」についてでした。今号は3本の特集記事がありますが,安全研修で指導する側,職業訓練で指導する側,企業で製品を作る側として投稿していただきました。職業能力開発総合大学校の千葉氏には,安全研修の効果的な実践とその考察について投稿いただき,5年間実施した安全研修の結果を基に職業訓練における安全衛生活動の重要性とその意識付けについてまとめていただきました。  また,ポリテクセンター宮崎の青地氏には,前号に続き担当されている訓練科の安全に対する取組みについて投稿いただきました。千葉氏及び青地氏の記事には,共通して日々の安全に対する取り組みが必要であることが書かれており,納得させられました。最後に,株式会社五合の小川氏には,天井クレーン事故防止のための技術開発について投稿いただき,天井クレーン事故の要因分析から事故を撲滅するための製品開発まで書かれており,非常に参考になる内容かと思います。 特集以外では,建築都市研究室 K2の角本氏から,調査研究報告としてソーラーコミュニティー論の中での水の働き及び水の自然災害に対する取り組みについて投稿いただき,日本の防災・減災と能力開発業務の関連についてまとめていただきした。今回の記事により防災・減災への取り組みが推進されることが期待されます。また,福岡県立福岡高等技術専門校の奥居氏には,48時間講習の中の「職業訓練原理」における受講者による講習評価の実施について投稿していただきました。受講者による講習評価の実施については,48時間講習以外でも活用できる内容でもあるので,ぜひご活用ください。また,「令和元年度 職業能力開発論文コンクール」の募集が開始されましたので, 今号に掲載しました案内をご確認ください。皆様のご応募をお待ちしております。 次号の特集は「障害者の技能習得への取り組み」を予定しております。障害者に対する訓練実施における創意工夫,就職支援等を取り上げるテーマとなりますので, この機会にぜひ皆様の取り組みを,本誌を通じてご紹介ください。ご投稿をお待ちしております! 【編集 早坂】掲 載 2019年6月編 集 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 制 作 システム印刷株式会社 職業能力開発総合大学校 基盤整備センター企画調整部 企画調整課〒187-0035 東京都小平市小川西町2-32-1 〒191-0031 東京都日野市高幡1012-13 電話 042-348-5075電話 042-591-1411本書の著作権は独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が有しております。職業能力開発技術誌技能と技術2/2019編集後記

元のページ  ../index.html#39

このブックを見る