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図4 危険予知活動表図5 不用品の廃棄前後図6 ツールワゴンの整理整頓前後図7 金属板の端材図8 材料棚の整理整頓前後安全関係の掲示物の中で,整理整頓は日々の実習開始前に呼称しているところであるが,どのようなことができるであろうか。図5は,実習場脇の不用品を廃棄する前後の様子である。これは,薄い金属板が納入された際に出た木枠と,モップの毛であるが,木の腐食の状況から廃棄する時期を逸したものと思われる。見慣れてしまったものにおいても,要るものと要らないものを区別して,不用品を捨てることで,見た目がよくなる上に,場所が広く使えることで安全につながる。また,木枠を保管するとしても,立て掛けたものは倒れる可能性があるため,寝かして置くか縄掛けする必要がある。図6は,ツールワゴンの整理整頓前後であり,不用品が天板上を多く占めている状況であった。-10-図7は金属板の端材と言われる,実習で生じた残材である。このような端材が点在し,実習の度に増加した跡が見受けられた。これに対しては,材質と板厚毎に端材を入れる箱を一点に限定することとした。また,定尺と言われる標準的な寸法の未使用の材料については,所定の材料棚に保管している。定尺の材料から若干使用して残った場合には,残りの長さを明記して1枚のみ,前述の材料棚最上面に保管している。次に同種の材料を納入する際には,使いかけの材料を一度取り出して,使用順序が入れ替わらないようにする。後述の丸鋼や形鋼と言われる長い材料においては,使いかけの材料が何本も埋没している状況であった。図8は,材料棚の整理整頓前後である。種類が混在したものは分別して明記し,向きと端とを揃えて置くことで,在庫量の把握と取り出しを容易にした。3.整理整頓

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