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図1 実習場の安全関係掲示物図2 安全の三原則図3 5S運動の掲示宮崎職業能力開発促進センター 青地  学宮崎職業能力開発促進センターの金属加工関係の実習場においては,求職者や在職者を対象とした溶接をはじめとする職業訓練を実施している。本稿では,金属加工の実習場や倉庫等における安全に対する取り組みの中で,安全関係の掲示物と活用,整理整頓,点検整備について報告する。図1は,宮崎職業能力開発促進センターの金属加工実習場の安全関係の掲示物である。この掲示物は,実習に取り組む者に限らず,施設見学者にも安全を優先する場であることを伝えるため,実習場の主たる出入り口に面している。また,図2に示す「安全の三原則」は,金属加工関係の実習場に限らず,他の実習場においても掲示している。-9-離職者を対象としたテクニカルメタルワーク科(募集科名:金属加工技術科)においては,職業訓練の実習開始時に「安全の三原則」および所内の安全標語コンクールの受賞作1点を全員で呼称することで,安全衛生への意識高揚を図っている。また,図3に示す「安全は5S運動から」の掲示により,前述の「安全の三原則」の内容を補足している。さらに,安全標語の呼称後には,図4に示す「危険予知活動表」を活用している。このKY活動により,安全への取り組みを日々の実習内容に合致したものとしている。1.はじめに2.安全関係の掲示物と活用金属加工の実習場に係る安全に対する取り組みについて

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