2/2018
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図8 ランプ点滅表示機能の回路図図9 高電圧発生器の回路図図10 使用した変圧器図11 昼夜判別センサー-27-製作した電気柵について以下の評価を行った。4.1 昼夜判別回路直流安定化電源を使用して直流12Vを印加した。CdSセルの周囲が明るい状態ではリレーがOFFのままであった。次に,CdSセルに光が当たらない状態にしたところ,リレーがONとなり,電流が流れた。図7上のSW2をOFFにすると,周囲が明るい状態でも,リレーがONとなった。図11に取り付けた昼夜判別センサーを示す。4.2 ランプ点滅回路図8の回路を組み検証を行った結果,高電圧が発生している状態の時,LEDランプが点滅した。ランプ点滅回路と昼夜判別回路を組み合わせたところ,リレーがONの状態の時だけ点滅が行われる。4.3 高電圧発生器図9の回路を組み,パルス波の測定と,変圧器によって昇圧させた高電圧の通電時間の測定を行った。図12に測定したパルス波を示す。図12は,高電圧発生器で発生した電圧をオシロスコープで,パルス波を測定したものである。横軸が1メモリあたり1秒間を示しており,電圧が印加されてから次の通電状態までの間隔が,1秒以上あることが確認できる。3.3.4 高電圧発生器高電圧発生器の機能は,電流を約0.01秒間,1秒以上の間隔をあけて流すパルス発振機能と,バッテリーからの12Vの電圧を数千Vに昇圧する機能である。図9に高電圧発生器の回路図を示す。図9の回路図の中央にある10Ωの抵抗より左側がパルス発振回路である。コンデンサとトランジスタを組み合わせ,通電時間を0.01秒以下とし,その後の無電圧の状態が1秒以上続く働きを行う。右側は,パルス波を高電圧に昇圧させる回路である。市販されている220Vを12Vへと降圧する変圧器を使用した。このことにより,数千Vの電圧を発生させることが可能となった。図10に使用した変圧器外観を示す。4.性能評価

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