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製作した看板の取り付け作業の様子看板製作の様子左より寺嶋校長,最優秀賞の村川さん,指導担当の石川先生,中澤副校長村川さんが学んでいる広告看板科は,宮城県内に5校ある高等技術専門校の中で唯一,同校にのみ設置されている学科になります。屋内外に設置する看板の設計・デザイン・製作・取り付けに必要なスキルを1年間かけて学び,「看板屋」への就職を目指します。実は同校の屋上に設置されている看板は,学生たちが製作・取り付けを担当しているそうです。まさに実学一体のカリキュラムですね。今年度の表紙デザイン募集には全国から144点の応募があり,厳正なる審査の結果,村川さんの作品が最優秀賞に選出されました。訪問当日には,ご多用の中,寺嶋校長をはじめ,中澤副校長,石川先生にも出席していただき,校長室にて授賞式も行いました。授賞式のあと,村川さんとご指導いただいた石川先生にインタビューを行いました。-33--まずは受賞おめでとうございます。最優秀賞と聞いてどんなお気持ちでしたか?最初,先生から話を聞いた時には「え?!」と思いました。これまでの受賞作品を見ていたので,自分が作ったシンプルな作品が選ばれたことに対し,「なんで?」と思いました。最初は実感がわかなくて,ホームページにあった表紙デザイン選考結果の記事を見ているうちに,だんだんと実感がわいてきました。-どのようにデザインができていったのですか?まずはラフスケッチをしたのですが,今回の作品とほぼ同じものを最初に描きました。また,コンセプトについても一緒に思いつきました。その他にも3パターン描きましたが,複雑すぎると感じて,最初に描いたものを選びました。グラフィックソフトでの作業に入ってからは,「こうした方がもっとよくなるかな?」と試行錯誤しながら作りました。実はグラデーション機能について学んだ直後だったので,グラデーションを多く使っています。-「技能」「技術」という言葉の意味については調べましたか?まずはそれぞれの意味について自分なりに調べてみました。そこで「どちらが土台になるのだろう?」と思いました。人それぞれ考え方は違うと思います3.受賞者インタビュー

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