1/2018
30/40

表4 都道府県選手団の主催者賞受賞状況表3 全42職種の主催者賞受賞状況た中央職業能力開発協会会長賞(特別賞)及び全国技能士会連合会会長賞(特別賞,第52回全国大会より授与)である。3.1 全42職種の成績結果栃木県大会の優勝者と入賞者の氏名や所属ほかの情報は,厚生労働省のホームページ[4]または中央職業能力開発協会のホームページ[1]に掲載されているため,詳細についてはこれらを参照していただきたい。本稿では,むしろ都道府県の活躍状況とメダルの総数に着目して全42職種の成績結果を振り返ってみよう。表3は,42職種について金賞を受賞した都道府県名と職種ごとの主催者賞の総数を集計した結果である。金賞の獲得数が多い順に,愛知県が9職種(9/42=21.4%),茨城県が7職種(7/42=16.7%),栃木県が4職種(4/42=9.5%)となった。また,金賞の受賞率は3.3%(=44/1,337),銀賞は6.8%(=91/1,337),銅賞は7.1%(=95/1,337),敢闘賞は16.4%(=219/1,337)であった。この受賞率から,全国レベルの大会において銅賞以上の栄誉ある成績を残すためには,並大抵でない訓練を要することが窺える。3.2 都道府県選手団の成績結果表4は,主催者賞の受賞状況を上位16の都道府県選手団について整理した結果である。同表は,金賞,銀賞,銅賞の数をソートキーとして,これらの多い順に並べ替えて示している。獲得したメダル総数(金賞から敢闘賞までの和)で上位の3選手団を比較すると,第1位の愛知県と第2位の茨城県,また茨城県と第3位の栃木県の間には,メダルの獲得総数に倍半分の差が見られる。しかし,これら3県は,図4に示したように選手団の構成人数が大きく異なっている。そこで,構成人数を獲得したメダル総数で除した値を「有効動員数(人/個)」と定義して評価してみると,愛知県は2.13人/個,茨城県は2.00人/個,栃木県は4.28人/個となる。すなわち,愛知県と茨城県の有効動員数は良好でありさほど変わらないが,栃木県の有効動員数は2倍以上を要したことがわかる。また,2人を派遣してそのうちの1人がメ-28-

元のページ  ../index.html#30

このブックを見る