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図4 SPEED BUILD(4時間1分16秒)図5 SPEED BUILD(8時間7分55秒)図6 SPEED BUILD(11時間50分26秒)図7 SPEED BUILD(16時間2分27秒)図8 SPEED BUILD(22時間17分47秒)図9 SPEED BUILD(28時間54分21秒)組みは,日本人の強みでもある。アーネストワンでは,「早建て選手権」を毎年10月以前の数か月間に実施している。全国の営業所から参加者を募り日程を決めて,全国一斉に着工する。建物の基礎が完成し,足場をかけた状態までは各現場の条件を統一している。木工事(土台の敷き込み)から建物完了検査までのスピードを競う競技で,2007年から毎年継続して行っているものである。電気,ガス,水道の設備,内装,畳敷き込みからクリーニング,外構工事を終え,直ぐにでも住める状態まで完成させる。初めての早建て選手権は7日かかっていた。昨年2016年の早立て選手権では基礎完了後,28時間54分21秒(図9)で完成した。-11-今年度は,24時間30分になり前年度比約86%を実現している。要員の投入は,制約がなく自由にしているので,実際の家づくりとは異なる一面もあるが,ここでの実績が作業時間削減の目標設定の際に役立っている。図4~図9は,昨年度(2016年)に実施した早建コンクールの時の写真である。工期が3分の1に短縮されると,同じ経営資源で売上が3倍となる可能性をもつ。大幅な売上増とともに,利益もそれに付随して出てくる。それに伴い,現金が会社に残るようになり,資金の余裕も出てきた。不動産取引は,通常現金で行われる。材料や水回り設備などの購入資材の支払いは,

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