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材貸与・講師派遣により実施に至った3コースを含む次の6コースをセンターで開催した(写真15参照)。①製品設計のための3D-CAD(設計ツールによるモデリング技術)②CAEを活用した構造解析(線形解析のポイント)③NC旋盤加工技術(効率的なプログラム作成編)④NC旋盤加工技術(工程設計・加工段取り編)⑤生産現場の機械保全技術⑥プリント基板設計技術今後も,いわき市・同協会・高度ポリテクセンターとも連携し,技術革新に対応する人材育成コースの提供を継続していきたい。【事例2】いわき金属工業協同組合は日本溶接協会が実施する溶接技能者評価試験の会場として定期的に活用しているほか,会員企業の在職者訓練の活用や離職者訓練修了生の就職先にもなっている。同組合の機関紙には逐次在職者訓練コースが継続的に紹-42-介されている(写真16参照)。【事例3】いわき地区電気工事協同組合の会員企業は,電気設備技術科短期デュアルコースの企業実習先として協力をいただき,就職先ともなっている。【事例4】いわき市内には15の工業団地があり,首都圏等から約400社が進出しているといわれている。離職者訓練修了生の就職先をはじめ,在職者訓練受講企業も多い。例えば,好間工業団地連合会(75社)では事務局を通じて毎月在職者訓練情報を提供しており,TIG溶接実践技術の追加実施をはじめ徐々に利用企業が増加している。進出企業は地元との関係が希薄(進出時は社員も県外者であった・工場長は3年程度で変わってしまう・総務機能はいわき工場に無いなどの理由)であるため,地域との関わりを高めていかなければ,地元の若者が採用に応募してくれないなどの課題を聞いているので,継続的に情報提供と課題の把握,地写真13 高校生ものづくり競技大会(旋盤競技) 練習風景。講師は日産自動車㈱いわき工場のものづくりマイスター写真14 いわき市就職ガイダンス風景 (右が山田アドバイザー)写真15 いわきものづくり塾(NC旋盤加工技術) 写真16 日本溶接協会主催の溶接技能評価試験 実施風景(左端が担当の原)の実施風景

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