1/2017
4/64

NHK学生ロボコン全日本学生フォーミュラ大会図2 課外プロジェクトの成果ル・コルビジエ 休暇小屋<文献>位埼玉県1位(朝日新聞出版大学ランキング2016年度版より)の実力を持っています。●全日本学生フォーミュラ大会・・・マシンの構想から設計・製作(エンジン,タイヤ以外)までを学生自らが行い,9回連続出場を果たしています。なお,グッドフレームデザイン賞第2位,日本自動車工業会会長賞を3回受賞しています。●技能五輪全国大会入賞・・・2016年(山形県)に開催された技能五輪全国大会に埼玉県代表として建築大工職種,家具職種,左官職種に11名の学生が参加し金賞1名,銀賞2名,銅賞1名,敢闘賞2名の素晴らしい結果を残しました。特に,建築大工職種では森脇康太君が金賞を受賞し2017年10月にアブダビで開催される技能五輪世界大会(World Skills Competition)に我が国代表として参加します。●ル・コルビジエ「休暇小屋」の再現・・・建築家ル・コルビジエが南仏カップマルタンに建てた休暇小屋を本学キャンパス内に原寸通り再現しました。このような,学びの成果が最終的には,学生の就職に反映されると考えられますが,本学では,就職活動に関して教職員及び外部のキャリアカウンセラーによるサポートにより開学以来民間就職希望者に対する就職率は95%であり2015年度は製造学科あかまつ あきら略歴農学(博士)東京大学1999年職業能力開発大学校造形工学科助教授2006年ものつくり大学建設技能工芸学科教授2011年ものつくり大学建設学科学科長2013年ものつくり大学技能工芸学部学部長 ものつくり学研究科長2016年4月よりものつくり大学学長専門:木材加工学・人間工学-2-(1)年齢3区分人口の割合の推移(昭和25年~平成26年度 総務省統計局 人口推計(平成26年10月1日現在) (http://www.stat.go.jp/data/jinsui/2014np/)99%,建設学科100%と高い就職率を維持しています。最後になりますが,身の回りに「起こった」,「起こっている」,「起きるかもしれない」諸問題を発掘し,その問題を解決する能力を身につけた本学のテクノロジスト達が,ものづくりの空洞化を押し止め,ものつくり立国として我国のさらなる発展のために大きな力となると確信しています。ところで,私は,職業訓練大学校を昭和49年10期生として卒業し,平成18年に職業大を辞するまでの32年間職業大でお世話になりました。この間,技能と技術の編集委員もさせて頂いたこともあり,この度の原稿依頼がありましたときには,大変懐かしく思いました。厚生労働省,文部科学省と所管こそ違いますが,職業大とものつくり大は,職業教育・職業研究の領域では共通することが多く,我国のものづくりのためには,両大学が連携し協働することが求められると思います。そのために,今後とも,ものつくり大,職業大とも不断の努力を続けていこうではありませんか。

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る