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<参考文献>を記した審査手引きについて説明した。審査基準については,北海道の基準となる土台を作成した。審査手引きについては,審査の流れを記したものを作成した。審査基準ならびに審査手引きについて,それぞれ改善の余地があるが,より良いものとなるように関係各位が協力し構築していく必要がある。平成28年11月25日(金)に第2回電気工事技能競技大会が両国国技館で開催された。北海道から出場した2選手は,健闘したが入賞とはならなかった。全体のレベルが第1回大会よりも向上しており,時間内に競技を終える選手が多数いたことをお聞きしている。今後の大会では,北海道からの入賞を期待する。本大会の審査は,当校をはじめ,北海道電力株式会社,北海道電気工事工業組合および青年部で担当した。審査中,青年部の方が減点箇所を発見すると,「こういうことあるんだよな」など,審査する側になって,不適切な状態を再認識するような発言があった。青年部は,各電気工事会社で年代的にも中核となる人材で構成された組織である。このような人材が,審査に参加することで,普段の作業でやってはいけないことを再認識する機会になったと思われる。このような「気づき」が,所属会社をはじめ業界全体に浸透することで,安全性や施工品質の向上につながるものと思われる。以上のことから,このような技能競技大会は,業-28-(1)全日本電気工事業工業組合連合会,若者に魅力ある電気工事業の理解促進事業①-第1回電気工事技能競技全国大会の開催及び電気系教育・訓練期間の学生との交流事業について-,技能と技術,通巻278号,(2014)(2)全日本電気工事業工業組合連合会,若者に魅力ある電気工事業の理解促進事業②-第1回電気工事技能競技全国大会実施報告および電気系教育・訓練期間の学生との交流事業経過報告について-,技能と技術,通巻279号,(2015)(3)北海道電気工事業工業組合,第1回電気工事技能競技北海道大会ガイドブック,(2016)(4)電気新聞 平成28年9月13日発行(5)北海道建設新聞 平成28年9月13日発行界全体の魅力向上につながるとともに技能・技術の向上,施工の安全性および品質の向上などが見込まれるため,継続して実施されることを期待する。本稿の寄稿に対し快く承諾いただきました,北海道電気工事業工業組合の尾池一仁理事長をはじめ,各種資料提供をしていただきました,南雲恵介専務理事,吉田博事務局長,審査基準について多くのご助言をいただきました花和嘉貴副理事長,小樽地方電気工事協同組合の西澤弘監事,審査委員として快く参加していただいた北海道職業能力開発大学校電気エネルギー制御科の前島淳志指導員,片岡健指導員に心より感謝申し上げます。謝辞

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