4/2016
29/52

図6 大会風景(1)図7 大会風景(2)-27-が高まるとともに,スケジュール管理の徹底,書類審査並びにビデオ審査のノウハウも蓄積され,第2次ビデオ審査を通過することができた。これも一重に学生の頑張りがあってこその成果であったと考えている。本戦は平成28年7月10日(日)に東京で開催され,東京大学や東京工業大学等の全24校(チーム)が出場した。当日行われた予選リーグでは,3チームが1勝1敗,結局ゴールタイムの差で,惜しくも決勝トーナメント進出を逃した。2年目にして本戦に初出場したにもかかわらず競技中のトラブルも持ち前の応用力で素早くロボットを調整し,制限時間内にゴールすることができたことが審査委員会から高く評価され,特別賞を受賞した。また,決勝トーナメントに進めなかったチームの中から特に注目度の高かった2チームが選ばれエキシビションが行なわれた。本校チームはその1つに選ばれ,大会ゲストと一緒にロボット操作のテクニックなどを楽しい雰囲気の中で披露すると共に,会場の方々に本校の存在をアピールすることができた。本大会で競技を完全に達成できたチームは全245.1 NHK学生ロボコン2015の結果NHK学生ロボコン初挑戦のため手探りでの挑戦となった。まず,前年度までは一般大学が対象の大会であったため,当校のような大学校が出場できるように要請することから始まった。幸いにも事務局の配慮から大学校も出場可能になり,無事にプロジェクトを開始した。初年度ということで学生のメンバー集めにも苦労したが,学務課にて優秀な学生をメンバーに誘い,生産電子情報システム技術科1年の6人と電子情報技術科2年2人,1年4人の計12人での船出となった。また,困難なプロジェクトであったため担当教官の選出にも苦労した。一度はプロジェクトを断念しようとしたが,生産電子情報システム技術科の能力開発教授である中山が,大学校のブランド力向上のため担当を引き受けた。チームメンバーを構成する時間が予想以上にかかり,実際のロボット設計は11月から始めたため,第1次ビデオ審査(1月)まで僅か2ヶ月でロボットを作製する必要があり大変苦労した。特に機械系の学生がいなかったため,構造設計・機械加工には苦戦を強いられた。結果は苦戦を強いられながらも書類審査並びに第1次ビデオ審査は無事に通過することができた。第2次ビデオ審査までにサーブは確実に入るようになっていたが,継続的にラリーをする能力が低く,確実に競技を達成できる高い完成度のロボットではなかったため,第2次ビデオ審査にて落選となってしまった。敗因はスケジュール管理の甘さと,初年度ということでの技術力の蓄積の低さによるものだった。5.2 NHK学生ロボコン2016の結果就職活動のため上級生が引退し,新しくメンバーを加え,生産電子情報システム技術科並びに電子情報技術科の学生11人での船出となった。前回ロボットを設計・製作したメンバーの技術力5.大会の結果

元のページ  ../index.html#29

このブックを見る