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図3 大会時の様子図4 秀次丸Ⅱのシステム構成表3 秀次丸Ⅱ(船体)の構成図5 秀次丸Ⅱ図6 自動航行監視アプリ-11-GPSレシーバ組込みLinux電動船外機サーボモータ(ラダー)KONDOKRS-2350HVソーラーパネルMPPT回路GARMINGPSmap60CSxArmadillo420+AWL13NRS-32L(12V,26A,312W)FT136S-E(44.9W,774×430mm)×6自作(降圧型)×3地域の特色を生かした取り組み25.クルーレス・ソーラーボートレース5.1 大会の概要クルーレス・ソーラーボートとは,GPS装置からの現在位置と方位により,マイコンにより目的地点へ操舵する機能を持つ無人航行船のことである。今年度で20回を迎える大会は滋賀県高島市マキノ町のサニービーチで,8月末の土日に開催される。昨年度は8月22日,23日の2日間行われた。滋賀職能大は,先端技術部門へ10回目から参戦している。先端技術部門では,GPSによる自律航行で往復20kmのコースを決められたGPS地点を順番に通過してボートを走らせる。各地点を通過することにより得点が加算される。順位は得点の合計で決まり,同点の場合にはGPS地点の通過時間が考慮される。5.2 船体について滋賀職能大は,江戸時代にびわ湖の水運に使われた丸子舟の形をした船体を長く使用しており,この船体は波に強いという特徴がある。過去には波や風が強い中でもしっかり進み優勝したこともあり,昨年も2位の好成績を残した。ソーラーパネルからの電力はMPPT回路で最大電力となる制御が行われ,その電力でモータを駆動する。ラジコンにより,自動航行と緊急時に停止や操作ができる様な手動操作もできる。また,船体の電力や進路などを通信により監視できるシステムを有する。

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