2/2016
46/54

平成27年度は,皆様方に支えられ,目標を上回る5,226名の方々に受講していただきました。この場を借りて心より感謝申し上げます。職業大では,指導員の方々が職業訓練業務を遂行する上で必要な技能・技術及び訓練技法,訓練運営上の課題解決法を習得するため,次の6種類の研修とオーダーメイド研修を実施しています。(1) 一般研修多様化する職業能力開発業務を遂行する上で必要な知識を主に講義やグループワーク等により習得します(専門的な知識や技能・技術分野を除く)。(2) 訓練技法開発研修職業訓練を効果的かつ効率的に実施するための訓練技法や教材開発等に関する知識及び技能を習得します。(3) 技能・技術実践研修指導員の免許職種に係る専門分野における専門知識及び技能・技術の向上を図るとともに,その専門分野を効果的に展開する方法等を習得します。なお,上記研修の詳細については本稿に添付している資料1,資料2を参照してください。-44-(4) 新任研修(5) テーマ別研修(6) 実践派遣研修また,研修機会の拡充と訓練現場の職業訓練実施上の課題解決等を目的に,都道府県や機構からの要請に基づき,カリキュラムを共同検討の上,職業能力開発施設等を会場としてオーダーメイド型研修を実施しています。オーダーメイド型研修の職業訓練指導員研修マップ等については,職業大ホームページ(http://www.uitec.jeed.or.jp/teacher/training/h28_12.pdf)に掲載していますので,ご参照ください。指導員研修の実施にあたっては,下図のPDCAサイクルに基づき,研修計画の策定から研修の運営,管理,改善を行っています。特に,研修終了時と研修終了1年後の2種類のアンケート調査を実施し,コースの改善を行っています。その結果,平成27年度においては,研修終了時,受講者の97.8%が研修に満足したと回答しています。また,平成26年度の研修受講者を対象に1年後の活新任の指導員を対象として,職業能力開発事業に関する基礎的・基本的な事項を理解するとともに,技能・技術を現場で実践的に指導する方法等を習得します。専門分野に係る知識や技能・技術の更なる習得及び専門領域の拡大を目指し,教材開発等の研修テーマを職業大指導教授等と協議のうえ設定し,自らが主体的に研修を実施します。多様化・高度化する職業能力開発ニーズに対応するため,指導員を企業,研究所,大学等に派遣し,企業では,コスト意識・経営的なものの見方やその実践を学び,研究所,大学等では高度な技術や最先端の専門知識等を習得します。3. 指導員研修の種類等4. PDCAサイクルを活用した指導員研修の実施

元のページ  ../index.html#46

このブックを見る