2/2016
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表3 曲げ試験片及び断面マクロ試験片の外観表4 溶接条件例図5 上進溶接のウィ―ビング方法ウィ―ビング方法の代表例4)を図5に示す。(a)のようにウィ―ビングした場合は溶込みが深く,(c)のようにウィ―ビングした場合は溶込みが浅くなる。また,(b)はその中間となる。トーチの保持角度は進行方向に対して垂直にするほど溶込みが深-29-く,進行方向に傾けるほど溶込みが浅くなる。5)今回の溶接ではいずれの層も十分な溶込みを得るため(a)のウィ―ビング方法を適用する。トーチの保持角度を写真3に示す。進行方向に対して,70〜80°になるように保持する。これは,溶接ワイヤの電流使用範囲が高く,溶落ちが生じ易いためである。一般6. 実技ポイント

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