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図6 シーケンス制御及び総合課題カリキュラム図7 基本分野の習得度確認図8 応用分野の習得度確認図6に示すようにシーケンス制御のカリキュラムを基本分野(54H)と応用分野(126H)で構成し、総合課題(36H)で電力監視システムの構築を行う。照明、空調、生産の3システムは応用分野で関連した内容を行っており、総合課題でさらに実践的な課題を取組むことができる。2.5  グループワークによる総合課題の実施総合課題は3人1組のグループを編成し、システムの構築を目標にグループ内で役割や進捗管理など分担しグループ毎に考え訓練効果の確認をした。グループワーク実施上留意した点を下記に示す。(1) 達成目標を明確にする(照明・空調・生産ライン及び統括システムの構築)。(2) グループ編成は基本・応用分野の習得でグループ毎のばらつきが出ないように配慮する。(3) 情報分野経験者などプログラムが比較的得意なメンバーを入れるようにする。(4) リーダー候補となるメンバーを入れるようにする。(5) グループメンバーが同じ課題を認識し合い協力し合えるようにする。2.6  習得度確認の結果訓練受講前、受講後に習得度確認を11名の訓練生-5-に対し行ない平均点でまとめた。自己確認点は1〜5点で基準点の目安は、下記のとおりとする。0点:全く知らない、又は、できない1点:聞いたことがある、又は、見たことがある2点:他の人に聞く、アドバイスや指導を受けれ3点:テキストや資料(配付資料、参考書等)を4点:だいたいできる5点:できる図7のように9項目の基本分野について受講前は、ほとんどの訓練生が0点又は1点で平均しても1点満たなかったが、受講後はすべての項目で4点を超える結果となった。中でも「シーケンス図の見方・書き方」は4.5点と高い習得となった。事前にテキストを配布し予習にかける時間ができたため、あらかじめ疑問点など整理し、訓練を受けることができた結果によるものだと思われる。図8のように応用分野21項目では、基本分野同様に受講前は、ほとんどの訓練生が0点又は1点で、平均して1点満たなかった。受講後4点に満たない項目もあるが、プログラム作成で重要な「状態遷移図を書くことができる」という項目は4点を越えていたばできる調べれば独力でできる

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