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相模原キャンパス本部棟前のケヤキ学内に咲いていたねじれ花職業能力開発総合大学校校 長 古川 勇二2009年1号に、「平ら」を極める、とのタイトルで巻頭言の“ことば”を書かせていただいた。あれから早くも7年強が過ぎた。あの時は、「平ら」を作り出すための人類の努力と、私個人の科学研究として、「エピタキシャル成長」の概要を記述させていただいた。人は7年強の間に随分と変わるものだなと実感している。先ず、当時の写真を見ると、未だ髪は多く皺は少なく、随分と現状との差異を感じるのは悲しい限りである。本校の7年強の最大の変化は、3年前の相模原キャンパスから小平キャンパスへの移転であろう。決して橋本駅周辺の雰囲気は大学らしいものではなかったが、駅から本校の相模原キャンパスに到着すると、そこは別天地で緑豊かな田園であった。バス通りから本校に入ると左側が守衛室、そこから左右がつつじと銀杏並木の道を数十メートル進むと立派なケヤキが迎えてくれる。その背後の本部棟3階に校長室があった。校長室-1-から見渡せる木々も素晴らしく、その春夏秋冬の変化にはいつも感嘆していた。撮った写真は2年間で3000枚を超えたと思う。公式には本校が建物は撮っていたので、私自身は植物を中心に撮影した。当時、本校の電算機室を担当されていた三木寅太先生(現浜松職業能力開発短期大学校)がおまとめ頂き、以下から引くことが可能なので、是非、ご覧おきいただきたい。https://plus.google.com/photos/102492476876446419479/albums/5958506134308006273https://plus.google.com/photos/106672037023717465459/albums/5961273112489242177これらの中でも「ねじれ花」が印象的で、学内でも緑地の中に6月頃に顔を出していた。雑草の一種と誤解され勝ちだが、蘭の一種である。はじめの頃は、「何故ねじれているのだ、右ネジか左ネジか?」など疑問をもって見回し、小花を可愛らしく思っていた。年月が経つにつれて、この小花はねじれるけ職業大における7年強の変遷

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