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図5 フリーペーパー広告図6 キャリアコンサルティングの様子の12月まで次の開講予定についての問合せが数件寄せられており、数は少ないものの潜在的なニーズが認められ、建設土木分野への就職を目指す方への関心は得られたと考えている。3.3  検証訓練に取組む訓練実施機関の支援受講者募集開始前に円滑に訓練を実施できるよう、委託校事務担当者向けの説明会を行った。説明会では、見学説明会、募集受付手順、選考、訓練コースの運営、就職支援の実施計画、受講者への対応及び雇用保険等各種手続き方法等について資料による説明を行った。開講式にはポリテク関西職員が出席し、受講者に対し就職意欲の喚起を促すための講話を行った。また、隔週で各委託校を訪問し担当者の個別相談に応じると共に、急な相談に対しても可能な限り迅速に対応し課題解決に努めた。4.1  検証訓練の継続実施(1) 医療・調剤・介護事務マスター科の実施状況平成27年4月にインフルエンザの罹患により欠席者が増えた時期があったが、全体的に訓練生の出席率は良好であり、カリキュラム(別添 資料1)の内-15-容について、訓練生から大きな不満の声は聞かれなかった。委託校からの改善提案書では、カリキュラムの内容(教科の内容・レベル、訓練時間等)はベストに近いものであったが、医療事務、調剤事務の訓練課程が終了したあたりで退校者が多く出たことを考えると、介護保険事務を切り離して訓練時間を短くすることで、より訓練を受講しやすくなるのではないかとの提案があった。訓練期間中に、①就職の希望、意欲について、②科目内容や習得度等について、③受講環境等について、④就職支援についてのアンケートを行い、その結果としては次のとおりであった。① 就職の希望は、入校時は91%の受講生が関連分野の常用雇用を希望していたが、修了時には70%となっていた。下がったのは再就職の意欲が高い訓練生は早めに就職を決め退校したためと思われる。子供が小さいためにパートのほうが働きやすいとの回答もあった。② 科目内容、習得度の満足度は、入校後間もない時期に約85%、修了時も約90%と、科目内容、習得度共に非常に高かった。③ 受講環境等についても概ね満足をいただいていたが、PCが自由に使えない、女性が多かったためトイレの数が少ないとの意見もあった。④ 訓練期間中にキャリアコンサルティング(毎月)、定期的な求人情報の掲示(毎月2回)、企業人事担当者による就職講話・懇談会(訓練期4. 2年目の取組み

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