4/2015
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大会会場を盛り上げるイベントTシャツのデザインこのミニ四駆を組立‼そしてレースだ‼高よりも高い位置でコース側壁に接触させることで車体を転覆しにくくしていた。これらがヒントとなり、「ガイドローラー」や「スタビライザーポール」などのグレードアップパーツが発売されることとなる。つまり、遊ぶ子供達がアイディアを出し合って性能向上を図り、タミヤがその思いに応えて商品群を強化するというスタイルで進化していった。現在は、ほぼ完成された形でのおもちゃとなったミニ四駆であるが、セット車体の他のグレードアップパーツのバリエーションは広く、多くの選択肢からそれぞれのコース・レギュレーションに合わせたセッティングが可能となっている。また、加工に係るツール類も多くの種類のものが容易に入手できることから、これまでには考えも及ばなかった改造が行えるようになっている。加えて、近年普及している3Dプリンターなどは、これらパーツ群を形成するのに格好のツールでもある。現代は、コミュニケーションの大切さを語らねばならないほど、それらの欠如が心配されている「時」である。子供たちを中心として考える場合の関わり合いには、友達・先輩後輩、親子、先生、地域の人々などが、簡単に想像される。-29-趣味を同じくする友達の輪があり、先輩後輩の係わりがある。親世代が楽しんだミニ四駆が子供の世代へと引き継がれ、親の有するとっておきの一台が子供たちがあこがれにあるといった事例もあろう。先生方も練習会や大会などに足を運ぶことで、子供たちの新たな一面を発見することもあるかもしれない。普段は家に居て、地域の人たちとの関わりの無い子供たちが、身近なところで開催される練習会や大会に出場することで、多くの近隣の大人たちに出会い、自分のマシンについて説明したり自慢したりの主役としてのポジションを得ることもあるだろう。気軽に多くの人たちが出会い関われる機会は大切で、これこそが地域づくり・地域活動の出発点となる。語り合いは理解し合い。理解し合いは人の関わりの潤滑剤でもある。ポリテクカレッジ京都(旧正式名称:京都職業訓練短期大学校/現正規名称:京都職業能力開発短期大学校)が発足して30余年が経過した。その間、多くの関係者がそれぞれの時代に応じたアイディアを出し合い、当校の活動を盛り上げてきた。また、発足当時から学生自治会を組織し、学生たちの自主活動を支援してきた。その中で、共同作業所様のバザーなどとも共催で行う歴史も生み出されてきた。しかし、少子化の時代に入り、また2018年問題が叫ばれる現在、当校の設置科数・総定員数も減じられ最多定員数と比して40%の定員数となっている現在、実施できるイベント内容には限度もある。当初学校祭は、学生たちの自主活動として企画・実施され、教職員はそのサポータ役として黒子に徹することで良かった時代もあった。しかし、現在は5. 親と子、友達との触れ合いとのその大切さ6. 学校祭を盛り上げたい!

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