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表1 作業完成度の満足について表2 難易度について表3 期間・時間・時期についてで得られた独自の効果であると考えられる。4-2  校外実習の難易度について(表2)KI邸3人が「難しい」4人が「やや難しい」と回答した。理由には① 現場合わせなので加工が難しい。② 状況に応じた処理で作業を行わなければならない事。③ 校内では習っていない施工方法で実施を要する。との記述があり、訓練生には、校内で行った基礎訓練では、対応できなかったことが難易度を感じさせていた。KO邸5名が「難しい」2名が「やや難しい」と回答した。理由には① たくさん学ぶことがあった。② 簡単な作業と難しい作業との差が大きかった。③ やり直しが出来ないので非常に難しい。④ 校内訓練の応用でしたが、場所によってはサイズが違ったりしたので難しかった。⑤ ほとんど難しかったとの記述があり、実際の現場が図面通りではない場合でも工夫し納めていく必要がある事に、とまどい苦労していたことが伺われる。4-3  校外実習期間・時間・時期について(表3)KI邸では5名が「やや足りない」1名が「足りない」と回答した。理由には-13-① もう少し実習時間が欲しい。② 時期は夏から秋が良い。③ 冬場では日照時間も短い。④ もっと時間を掛けたかった。⑤ (施設内での訓練ではなく)現場で勉強したい。と記述があった。KO邸2名が「やや足りない」3名が「足りない」と回答した。理由は① もう少し余裕があった方が良かった。② 訓練期間が2年あって、1年を校外実習ができればやりたかった。③ 実習期間が短すぎると記述があり、過半数の訓練生がもっと校外実習での実践をしたいと考えている。工事難度の為か工期の猶予を求めている記述があるが、施主の生活に負担をかける為、訓練と言えども、早々の竣工を目指している。校外実習の期間は訓練生の基礎力の修得期間が必要な為、現状の大幅な変更は無いが、軽微な易しい工事ならば訓練生の希望する秋の実施についての検討は可能である。4-4  校内実習と比べ即戦力(応用力)が習得出KO邸のみで回答をいただいた。3名が「習得できた」3名が「やや習得できた」と回答した。理由には① 外回りの作業は校外でないと経験できない。現物合わせが必要な事が多かった為。② まだ自信は無いが、習得できた。現場状況に応じた工夫が必要でありそれなりに対応した。と記述があり、校内での訓練では得られなかった、応用力の習得を実感している。来たか(表4)

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