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図1 校外実習の概要図2 KI邸平面図福岡県立小竹高等技術専門校建築科 堀田 重高 藤川 孝之 奥居 一八福岡県立小竹高等技術専門校建築科では、施工実習の訓練において、民間から工事を受託し施工を行う(以下、校外実習とする)ことで実践的に応用力を養成している。これまでは福岡県内にある全ての建築施工系の科で行われていたが、現在では本校建築科のみで実施している特色ある訓練である。そこで本報では、平成26年度に実施した校外実習の実施内容を報告するとともに、実習に参加した訓練生と発注者である施主に対して本校外実習に対するアンケート調査を行ったのでその結果を併せて報告する。建築科が行っている校外実習は、「高等専門校等の製作品及び工作物等に関する処理要領」に基づき、対価の支払いを受けることを約束し委託を受け、実技訓練により物品の製作、加工及び修理並びに建築物及び工作物の工事を行うものである(図1)。以下に、26年度に実施した校外実習の内容を示す。-9-3-1  福岡県田川市KI邸① 床張り工事玄関から台所までの廊下床(図2)が工事箇所である。実技訓練で行ってきた手工具、電動工具の使用方法だけでなく、建築施工の学科訓練で行ったフローリング材の割り付けや納め方の技能が必要になる。② 工程平成26年11月28日(金)から12月4日(木)の四日間、福岡県田川市のKI邸で実施した。1. はじめに2. 校外実習の概要3. 校外実習の内容平成26年度建築科施工実習における 校外実習の実施とその評価

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