3/2015
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表1 投票数が高かったメッセージの内容図8 印象に残った又は関心のあった内容表2 オープンキャンパス参加者数(単位:人)表3 定員と応募者数、応募倍率(単位:人)(2)多くの投票数を獲得したメッセージLINE@開設前に他大学の配信内容を分析したところ、95%は進学情報であり学校生活の紹介は非常に少なかった。そこで、沖縄能開大では学内外のイベントで学生が活躍する姿を取材し、メッセージとして配信してきた。メッセージへの投票は配信後いつでも行えるため、投票期間に差が生じ投票数を単純に比較することはできないが、上棟式や最優秀賞、修了式といった達成感を感じるメッセージへの評価が高いことが分かる。また、メッセージと一緒に配信する写真の枚数が多いと、投票数が多くなる傾向があった。(表1)。(3)沖縄能開大LINE@と在校生の関わり合い2015年1月に在校生(回答人数343人)を対象にアンケート調査した結果、学内でLINE@に登録しているのは161人(46.9%)であった。このことから、当時の登録者(約360人)の内、45%が在校生であった。登録した在校生は「校内のイベント情報」や「自分の科の実習風景」といった内容に関心があると回答しており(図8)、「自分の科が記事になる」ことを「うれしい(121人、76.1%)」と感じ、「他の科の記事」にも「興味がある・どちらかといえばある(110人、74.3%)」と回答している。-13-注)2013年度から第1回目は土曜日に開催(以前は平   日開催)。また、在校生が最も発信してほしい内容は、「台風時の休講情報」であった。台風の接近が多い沖縄の学生らしい答えである。(4)オープンキャンパス参加者数の推移オープンキャンパスの開催については、学校案内やチラシで概要を広告し、LINE@で詳細情報を配信した。毎年同時期に開催する中で、2014年度は3年前比2.01倍、前年比1.43倍と大幅に参加者数が増加した(表2)。(5)入学試験応募者数・応募倍率の推移過去3年間の応募倍率は平均1.40倍で推移していたが、2014年度は2.06倍に増加した(表3)。広報プロジェクトでは沖縄能開大の認知度向上を目的に、限られた予算の範囲にて広報活動の改善に取り組んできた。ここでは、改善の成果と取り組みを通じて見えてきた沖縄能開大生の特色、そして今後の課題について述べる。(1)広報プロジェクトの成果オープンキャンパスの参加者数は前年比1.43倍に6. 広報プロジェクトの成果

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