3/2015
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図1 オープンキャンパスチラシ図2 能開大生の一日(2)能開大生活の疑似体験実現のために、次の5点を改善した。・1枚の写真で、美しいキャンパスと技術習得に打ち込む若者達を表現した(図1)。・作業服姿の男女が各科を象徴する道具を持つことで、実習に専念する充実感をアピールした。・カメラ目線で微笑むことで、高校生に向けて先輩への憧れや仲間意識を刺激した。・学校の愛称や開催日と共に、キャッチコピーで職業訓練が就職に直結することをアピールした。・人物の横に出身高校と苗字を掲載し、同窓の絆が強い沖縄県民の親近感を刺激した。学校案内では能開大生の実習風景と日常生活を伝えることで、高校生にキャンパスライフを疑似体験してもらう。課題は、能開大で技能・技術を習得することが就職に直結することを、紙面で分かりやすく伝えること。そして、勉強だけではなく、日常生活も充実していることを伝える新たなページを設けることだった。能開大に入学した新入生からは、「学校周辺に遊ぶ場所が無い」や「実習やレポート作成が忙しく、サークル活動やアルバイトができない」など、学校生活への不安の声が聞こえていた。そこで、能開大生の日常を垣間見ることで不安感を払拭し、能開大生活への憧れを高める情報提供を行った。-10-情報提供にあたり、次の4点を改善した。・学校案内の表紙にはチラシと同じ写真を用い、チラシで与えた好印象をリンクさせた。・学科紹介ページは、実習設備・実習風景・作品紹介・受賞歴・修了生の声の順で構成し、充実した環境で技能・技術の習得が実り、就職に結びつくことを表現した。・各写真には分かりやすく短い説明文を必ず掲載した。・充実した学校生活とプライベートを過ごし活躍する男女2名の紹介ページを制作した(図2)。(3)LINE@友だちの確保LINE@の強みは、高校生のスマートフォンに直接メッセージを届けられることである。学校案内やチラシといった紙媒体は、手にした瞬間だけ情報を提供できるが、LINE@には手元のスマートフォンに定期的に情報を提供できる可能性がある。課題は、メッセージを受信してもらう為に、事前に沖縄能開大のアカウントを「友だち」登録してもらうことである。LINE@のシステム上、登録をしなければ配信メッセージを閲覧することはできない。その為、内容を確認できない中で登録をお願いするには工夫が必要となる。また、登録の前には「友だち」の数を示す「登録者数」を確認できるため、その数が一桁程度だと、「人気が無い」、「つまらない」など配信内容に不安

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