2/2015
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写真8 公開発表会の風景図3 在宅介護業のキャリアパス写真9 公開発表後の参加メンバー⑤積極的な広報の推進ホームページはもちろんフェイスブックやツイッターなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用した広報も積極的に推進したらどうだろうか.現在のところ公的な機関の情報発信ではフェイスブックなどのSNSの活用は十分とは言えない状況にあるのではないだろうか.(検索をしてもなかなか情報が出てこない)また,ホームページでは様々な介護情報がでているが,体系的な情報入手ができるものが見つけられなかった.事前に介護の知識を持たない人が,介護業界を調べようとしたときに,ネガティブ情報が先に出てしまうと,その先の進展は期待できない.どこを調べたら介護の仕事のことが分かるのかが分かるようにするといった取り組みも必要ではないだろうか.-39-(4) 今後の期待理系の学生の参加もあってか,介護分野へのロボットの活用についての状況報告があった.移乗支援(車いすからベッドなどへの移動を補助),移動支援(他の場所へ移動することを補助),排せつ介護,見守り,入浴支援など,ロボットによる介護支援も広がってきている.ロボットを活用することで自力でできるようになり,高齢者本人に自信をつけてもらうことも考えられる.ロボットの活用には現場の状況を良く知った人が,それぞれの課題に対応した活用方法を提案する企画提案力が求められる.このように現場の改善提案をし,よりよくしていく仕事も発生するかも知れない.ロボット技術は今後進展していくことが期待されており,人手不足が続く介護分野での活用についても,経営者や現場の人が考えていくことも必要ではないかという提案である.こうしたロボットの活用が進めば,介護分野の職業訓練にも技術分野の訓練科目が求められるようになるかも知れない.そうすることで,介護分野とは縁遠いと思われる理科系の人材が介護分野で貢献していくことも考えられよう.チームによる企画業務の体験において,「①主体的に考えまとめる力(考える)②目標に向かってチー6. おわりに

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