2/2015
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C(応用編):ローマ字を覚えていないが,入力は極D(実践編):ローマ字を覚えているが,入力は遅い.E(発展編):ローマ字を覚えている.かつ入力も早図2 体験プログラム図3 練習問題 旅行記となることを,漢字の偏と旁に置き換え,偏Kと旁Aを左右に大きく分離しました.(3)重複文字の入力「あかさか・かかく・ささき・たたみ・ななめ・ははおや」などの重複文字の入力作業は,同じキーを多く使用するため,他の言葉に比べて早く打てるようになったと,やる気の醸成に繋がります.(4)入力作業のレベルアップ化とそのポイント及び実施時期販売事務科では,パソコン入力のスキルを判断するため,体験日にパソコンの体験プログラム(図2・図3)を実施します.また,入校して一番初めのパソコン訓練時にも実施します.この時のデータで短期記憶や手先の動きなどの訓練生の能力を把握します.入力作業の結果から,以下のようにレベル分けを行い,個々の訓練生のスキルに応じたプログラムを展開します.-22-A(初歩編):ローマ字を覚えておらず,かつ入力も遅い.(ローマ字表を見て入力する生徒)B(基礎編):ローマ字を覚えておらず,かつ入力も 以上を把握した上で,A~Eの生徒の特性を考えて授業をスタートします.作業順序は,「初歩編→基礎編→応用編→実践編→発展編」で,レベルEの訓練生も復習を兼ねて順に作業をします.2.4  作業内容(1)初歩編(訓練レベルA及びB)ひらがな入力のみを習得している訓練生が多くなったことから,今期開発した教材では,ローマ字を覚えるきっかけになるような内容にしています.日本や中国の漢字文化圏において漢字の基本の一つである,偏と旁の表現方法(魚偏に旁を青で鯖(さば),弱で鰯(いわし)と意味も変わってくる.)を参考に左側の子音と右側の母音を大きく離し表組みを制作しました.(図4の下か行 K・A)(2)基礎編(訓練レベルA及びB)この教材は,重複文字を入力することで,体感的に指がキーボードの位置を覚えます.たとえば,かかく・ささき・たたみ・ななめ などです.開校時の開発教材です.訓練生は,体感(指先)が優れているのかよく覚えてくれました.(3)応用編(訓練レベルC,D,E履歴書関係)誰よりも一番よく知っている自分の名前と住所の入力訓練で是非とも覚えてほしいローマ字入力です.遅い.(ひらがな入力する生徒)めて早い.い.

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