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広島商工会議所今村 榮一図1 「ジョブ・カード」って何?図2 「ジョブ・カード」制度の全体像3.1 制度の活用に取り組んだ目的1.はじめに2.「ジョブ・カード制度」とは3.ひろでん中国新聞旅行㈱の取り組み 広島商工会議所では,平成20年6月から日本商工会議所より業務委託を受けて,「ジョブ・カード制度推進事業」に取り組み,平成26年度で6年目を迎えた。 この間,全国112ヵ所の地域ジョブ・カード(サポート)センターの商工会議所では,中小企業での人材育成・確保に向けた取り組みを支援をするために,ジョブ・カード普及サポーター企業を開拓し,そのうち,雇用型訓練の実施を希望する企業に対しては,訓練カリキュラムや評価シート,申請書類の作成,助成金の支給申請に当たっての支援を行ってきた。 本稿では,前号(『技能と技術』誌278号pp41-47)に引き続き,広島県の企業「ひろでん中国新聞旅行株式会社」における有期実習型訓練の導入・活用促進の取り組みについて,その内容と成果を報告する。 訓練対象者は,フリーターや子育て終了者等が企業との雇用関係のもとで3ヵ月超〜6ヵ月以下の訓練期間で実施する「有期実習型訓練」である。平成20年からの活動実績は,雇用型訓練を終了した45,844人の89.7%に相当する41,139人が正社員として採用された(平成26年7月末現在)。-31- ひろでん中国新聞旅行㈱(以下,当社という)は,平成14年12月に広島電鉄㈱と中国新聞社が出資して実践報告-契約社員を正社員に登用する研修制度を確立-ジョブ・カード制度を活用した正社員化の取り組み

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