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本誌をご覧いただいている教育・訓練機関等所属の方で,「3.電気系教育・訓練機関の学生との交流事業」に興味を持たれた方がいらっしゃいましたら,全日電工連事務局までご連絡いただければ幸いです。【全日電工連 事務局】〒105−0014東京都港区芝2−9−11 全日電工連会館TEL:03−5232−5861 FAX:03−5232−6855MAIL:zennichi@znd.co.jpURL:http://www.znd.or.jp4.まとめ 電気工事業は,学生も含めた一般の方々にとって「見えにくい」=イメージのしがたい業界であるとの痛感のもとに始めた事業ではあるが,まだ数は少ないが各地で実施した結果として,直に教員や生徒たちと触れ合うことで,業界に一歩近づいていただける機会となり得ると実感することができた。 加えて,全日電工連では,本事業を推進するにあたって,・電気工事業界理解促進DVD・電気工事業界理解促進冊子・メーカーとタイアップしたHEMS等トレンド商材の出張研修会などのツール等を準備し教育・訓練機関に提供できる態勢を整え,推進強化を図っている。※前述の電気工事技能競技全国大会においては,上記のDVDを放映し教育・訓練機関の方等から好評をいただいた。 本事業については,「魅力ある」電気工事業界の理解促進を業界の持続・発展のための使命とする認識のもとに,一歩一歩着実に継続実施し,将来につなげていきたい。 周知のとおり,われわれ電気工事業界を含む建設業は,人材不足・後継者不足が叫ばれて久しく,近年では深刻化しつつある。電気工事会社36,000社を抱える全日電工連では,その状況に対して手をこまねいて見ているのではなく,解決に向けさまざまな施策を打っており今後も取り組んでいくつもりである。 日本社会にとって電気エネルギーがほかに代替のしようがないものであり続ける限り,電気工事技能技術者が必要不可欠であるという自負のもと,「職人」としての技術を若い世代に伝承していかなければならない。そのためにも『若者に魅力ある電気工事業の理解促進』を図っていきたい。 理解促進を図るためにも,電気工事技能競技全国大会はマクロに訴える施策として,交流事業は将来技能と技術 1/2015-16-を担う学生たちにピンポイントに働きかける施策として,継続して鋭意取り組んでいきたい。

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