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3.2 今後(平成26年度以降)の開発4.1 研究開発の実施方法4.2 全体の開発スケジュール図5 民間企業の方と毎月2回の共同研究の定例会期間(H25)4~7月8~9月10~H26.1月1~2月3月-8-(進捗確認・勉強会等を実施)表3 全体の開発スケジュール作業内容勉強会(マイコン,Java,組込みLinuxなど)システムの仕様決めおよびシステム設計プロトタイプの開発および評価アッセンブリでの評価まとめ(卒業論文の作成)4.開発の進め方予定である。 以上のことから,避難者の状況把握,不足物資の確認などを容易にし,避難所の運営負担を低減させる。 平成26年度以降は,図1のフェーズ2(災害発生時から1ヵ月未満)のシステム開発および,平成25年度に開発したフェーズ1のシステム評価・改善を行う予定である。 フェーズ2におけるシステム開発として,インターネットが停止している際に,メインサーバのデータベースに登録されている避難者情報等をNPOや協力団体等に無線で送信するための通信技術の検討を行う。 また,介護が必要な方,外国人,障害者,アレルギー疾患や難病の患者など,個別の対応を必要とする人たちの名簿を作成し,避難者データと合わせて送信できるようにする。 本システムの評価・改善としては,実稼働時間の測定および,さらなるメインサーバの省電力化の検討,顔認証等を用いた新たな入退出管理方法の検討,ウェアラブル端末を用いた避難所運営サポートシステムの提供を目指し,平成26年度研究開発を行っていく予定である。 本避難所支援システムの開発(フェーズ1)は大きなシステムであることから,開発効率を考え,下記の3つのプロジェクトに分かれ,研究室ごと,担当ごとに開発を進めた。 本開発は専門課程電子情報技術科の「総合製作実習Ⅰ」,「総合製作実習Ⅱ」と放課後の時間を使って取り組んだ。⑴ 避難所運営管理用メインサーバシステムの開発 【指導教官 安部惠一】 担当:池谷,岩崎,加藤,佐野,野田⑵  避難所管理システム向け携帯端末向けデータ入力用アプリケーションの開発 【指導教官 橋本隆志】技能と技術 1/2015 担当:石塚,土屋,原田,名倉⑶ 太陽光充電電力供給システムの開発 【指導教官 西出和広】 担当:稲葉,星野 本開発はグループワークを基本とすることから,まずは上記のプロジェクトごとに役割や担当者等を決め,各班で完成目標を立たててもらい,その後スケジュールの作成と進捗管理は,グループ会議および,毎月2回の民間企業の方を交えての共同研究定例会(進捗報告・学習会等)を通して行った(図5)。 表3に本開発の全体スケジュールを示す。 4~7月の期間は本研究に着手するために必要な基本技術を学生に習得させるため,専門課程電子情報技術科の総合製作実習の時間を使って,講習会形式でマイコン開発,Javaによるプログラム開発,組込みLinux開発などの勉強会を実施した。

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