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3.1 事業所の概要3.2 女性の活躍等状況に関する調査3.2.1 部門別女性従業員等の活躍状況および女性の活躍を評価する理由3.2.2 女性従業員等に求める具体的なスキル3.調査結果<調査結果1>①従業員299人以下の事業所が277社(全体の92.3%)であり,中でも29人以下の事業所が129社(全体の43.0%)であった。 回答いただいた事業所は,中小企業が9割強で,製造業が5割強,建設業と情報通信業がそれぞれ約1割である。製造業のうち金属製品製造業が30%,生産用機械器具製造業が16%,電気機械器具製造業が12%である。 また,回答いただいた事業所の男女比は,男性82.4%,女性17.6%である。 女性は,「人事・総務・経理」部門での活用が際立っているが,「生産」「情報処理」「営業」や「研究・開発・設計」部門での活躍も評価(約70~57%)されている。 今後の採用検討では,「営業」部門が25%と最も多く,「研究・開発・設計」「情報処理」部門が続いている。 女性従業員等を評価する理由として「女性の特質・感性が活かせる」が60%,「補助的・定型的業務が強い」が39%,「女性の能力は男性と同等又は高い」が38%と回答している。②業種は,製造業が154社(51.3%),情報通信業34社(11.3%),建設業29社(9.7%)である。③製造業のうち,金属製品製造業が47社(30.5%),生産用機械器具製造業が25社(16.2%),電気機械器具製造業18社(11.7%)である。④男女比の回答をいただいた事業所は,291社(全従業員数25,385人)で,このうち男性が20,928人(82.4%),女性が4,457人(17.6%)であった。技能と技術 4/2014<調査結果2>①部門回答の総数1,094のうち,「人事・総務・経理」部門が249(22.8%),「生産」部門が164(15.0%),「情報処理」部門が149(13.6%),「営業」部門および「研究・開発・設計」部門がそれぞれ148(13.5%)である。 女性従業員等に求める具体的な職業能力(スキル)を見ると,多くの事業所が女性の特性として「スピード・正確さ・反復定型業務の根気強さ・丁寧さ・器用さ」や「男性と異なる目線や感性の柔軟な発想力・創造力」をあげている。また,「受注管理」や「折衝・調整力」を求める記述もある。 さらに,求める専門的能力を見ると,「生産」部門では,自由記述であることに加え,事業所の特性が異なるため分散傾向であるが,「測定・検査」に続き,「品質管理,生産管理,物流(配達),在庫管理」をあげている。 「情報処理」部門では,「ソフトウェア開発,プログラミング,システム設計」に続き,「業務・会計ソフトやビジネス・アプリケーションソフト等の活用」をあげている。また,「生産管理システム,業務処理」も求める記述もある。 「営業」部門では,「パソコン操作,マーケティング情報処理,IT機器対応,的確な対話と事務処理」に続き,「取扱い製品の正確な技術的知識」をあげている。②各部門において女性従業員等が「活躍している」又は「ある程度活躍している」との回答は,「人材・総務・経理」部門が240(96.4%),「生産」部門が114(69.5%),「情報処理」部門が99(66.4%),「営業」部門が85(57.4%),「研究・開発・設計」部門が84(56.8%)である。③「今後,女性の活躍の場(採用)を検討している」との回答数は96あり,そのうち「営業」部門が24(25.0%),「研究・開発・設計」部門が17(17.7%),「情報処理」部門が14(14.6%),「企画・調査・広報」部門が13(13.5%)である。④300社のうち,180社(60.0%)が「女性の特性・感性が活かせる」,116社(38.7%)が「補助的・定型的業務が強い」,115社(38.3%)が「女性の能力は男性と同等又は高い」と回答している。(複数回答)-28-

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