2/2014
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~~総括~~⑷ 施設内訓練の実施 企業内訓練を行った結果,すぐに採用と判断されることもありますが,企業内訓練終了時点では技能面・職業準備面で不足があると評価される場合もあ訓練初日同行支援:職務内容や配慮事項の訪問支援:振り返り,来週の予定休日前土・日休日後最終日 企業内訓練の実施結果は報告書としてまとめ,所内で検討し,以後の訓練を実施するための参考とします。再確認等~~確認等訪問支援:今週の予定確認等-17-⑸ フォローアップの実施 企業内訓練を行ったうえで就職することによって,職場の環境や人,職務内容についてはある程度慣れた状態で仕事に就くことはできるようになっていますが,いざ就職となったときにはやはり緊張や精神的な負担がかかってしまいます。このため安心して働き続けられるよう,定期的に訪問や電話,メールなどによるフォローアップを行います。フォローアップの期間や頻度は人によってさまざまですが,入社1日目,1ヵ月目,3ヵ月目,6ヵ月目,12ヵ月目を目安としています。フォローアップをするときの確認事項は,次の5点です。3.1 事務職⑴ プロフィール Aさん,30代男性,精神障害(気分変調症),事務関連の職業訓練を受講。 Aさんは就労経験があり,以前働いていた事業所を離職した際,「職場の雰囲気や環境など入社する前にわかっていればよかった」と感じたようで,就職先を選定する際には事前に職場の雰囲気を体験してから決めたいという希望を持たれていました。そこで企業内訓練を実施していただける可能性のある事業所を中心に就職活動を行ったところ,候補となる事業所が見つかったため,企業内訓練に向けた調ります。そのような場合には,2回目の企業内訓練を依頼したうえで,当センター内で不足を指摘された点について重点的に補完訓練を実施します。ここで2回目の企業内訓練である程度課題がクリアできていれば,採用に至る可能性は格段に高まります。・基本的な労働習慣についての課題がないか・作業遂行上の課題はないか・人間関係に課題はないか・健康状態に関する課題はないか・対応方法で困っている点はないか(事業所のみ) 定期的な訪問だけではなく,事業所や本人から相談の依頼があった場合はできるだけ早く訪問できるよう支援体制を整えています。障害者に対する職業訓練3図4 支援のタイミングの例図5 企業内訓練実施結果報告書サンプル3.事例

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