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6.合併に伴う相乗効果について5.能力開発セミナー・事業内援助の実績につ7.応援の声8.最後にいて高く,人脈も多岐にわたるため,口コミ等が広がりやすいからである。またお付き合いでセミナーを受講していただける可能性が高いのもポイントである。もちろん,評価の高いセミナーを実施することが求められるが,当機構の指導員であれば評価の高いセミナーを実施できると信じてやまない。 以上,比較的に容易に取り組める2点について紹介したが,業界団体との信頼関係があって実施できる取り組みであることを申し添えたい。 平成24年度は,能力開発セミナー約1,700名,事業内援助約500名の実績を確保することができた。実施地域については会員企業の交通の便が良い東京都,愛知県,大阪府を中心にセミナー等を開催しており,その他東北地方から九州地方までニーズのある都府県でも開催している。 表1のとおり,会員企業の能力開発セミナーの利用実績は上昇傾向にあり,また利用していただいた会員企業の紹介や口コミにより新規の顧客開拓に繋がり,平成24年度目標達成の一助となったと確信している。-4- また一部の指導員に要望が集中する傾向があり,それらの解決が今後の実績値向上につながるものと考えている。 製造業の業界団体において65歳定年制は,大きな課題の1つである。高度職業能力開発促進センターの関係業界団体へ雇用推進・研究部ならびに高齢者助成部から,産業別高齢者雇用推進事業,助成金の説明をしていただいた。また,助成金のリーフレットを当センターのセミナーリーフレットともに業界団体の会員企業へ周知を行うことができ,業界団体から感謝の言葉をいただいている。 当プロジェクトにおいても,業界団体が取り組んだ産業別高齢者雇用推進事業の成果に基づいて,能力開発サービスが展開可能であるかを,業界団体と検討していく方針である。 業界団体ならびに会員企業へのヒアリング等により,当機構実施の能力開発セミナーおよび離職者訓練へのご要望をいただくことが多い。 能力開発セミナーでは,「教科書的な訓練なため,より現場に役に立つ内容にしてほしい。」,「業界向けのセミナーを依頼したいが,専門家がいない。」など,ご意見をいただいている。 アビリティコースでは,ほとんどの場合「優秀な人材が不足しているため,即戦力となる人材を育成してほしい」というご意見をいただいている。 今後,一層のサービス向上を目指し,これらの応援の声に応えていきたいと考えている。 機構のスケールメリットおよび高度職業能力開発促進センターの能力開発におけるシンクタンク機能をフルに活用した全国団体等を通じての支援であるため,機構の存在感をある程度示せたと感じてい表1 能力開発セミナー等の実績技能と技術 2/2013

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