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1.はじめに3.ポリテクカレッジ浜松の訓練内容2.ポリテクカレッジ浜松の概要ポリテクカレッジ浜松東海職業能力開発大学校附属浜松職業能力開発短期大学校岡崎  仁 浜松市は首都圏と関西圏のほぼ中間に位置し,繊維,楽器,輸送用機器を中心とした産業が基盤となった「ものづくりのまち」であり,その中でも特に自動車,オートバイに代表される輸送用機器産業が高いウェイトを占めています。 浜松職業能力開発短期大学校(愛称:ポリテクカレッジ浜松)は,浜松市の南区にあり,「ものづくり」の基本と活用を習得し,学生自ら設計し,実際に機能する機械装置やエレクトロニクス装置を製作するという「総合制作」という科目の中で,実践技能者としての技能・技術と心意気を身につけて「ものづくり力」を磨いています。 当校は昭和57年に浜松職業訓練短期大学校として-41-⑴ 生産技術科 精密部品・精密機器の製造分野では軽量・小型化に加え高強度・高機能などの付加価値および短納期,低コスト化が要求されています。そのため,少しでも無駄を省く緻密な設計技術と迅速で精密な生産技術が不可欠になっています。特に,従来の設計技法に加え3次元CAD/CAM/CAEを取り入れた高い設計技術と熟練した技能・技術を基盤とするNC工作機械などを用いた加工技術が求められています。 生産技術科では,選択科目「精密機械」と「モールドデザイン」を用意し,「ものづくり」の原点である設計能力と加工能力に重点を置いた教育訓練を展開し,創造力・行動力のあるゼロから「もの」を創り出せる実践技能者を育成しています。6科にて設立され,平成5年に浜松職業能力開発短期大学校と校名変更し,平成13年に東海職業能力開発大学校附属浜松職業能力開発短期大学校として組織再編整備されており,東海地域の産業界に2,800人を超える修了生を送り出しています。 平成24年度は生産技術科(定員30名),電気エネルギー制御科(定員20名),電子情報技術科(定員20名)および電気技術科(日本版デュアルシステム,定員15名)の4科で学卒者を中心とした職業訓練を実施しています。さらに,地域の産業界の従業員教育への支援等も積極的に行っています。施設紹介ポリテクカレッジ浜松

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