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4.その他の取り組み対象身体障害者● MWS(幕張ワークサンプル)を使い,実務に即した訓練を行っています。MWSは高齢・障害・求職者雇用支援機構の障害者支援部門が開発した教材で,OA作業,事務作業や実務作業の3つの分野で,13種類のワークサンプル(就職後に担当することが想定される業務を単純化したもの)がパッケージ化されています。MWSにより職業適性を知るとともに,作業改善や疲労をマネジメントするスキルを獲得することができます。視覚障害者● 支援機関との連携を大切にしています。支援機関とは障害者職業センター,障害者就業・生活支援センターなど障害者の就職や職場定着に向けて就業面や生活面を支援する機関です。訓練期間中はケース会議などの機会を通し情報を共有し,連携を図りながら円滑に就労に移行できるよう配慮しています。また,面接試験への同行や就職後の職場巡回についても,役割を分担しながら効果的に行えるよう努めています。技能と技術 4/2012ミーティングでの気分調べ,グループワークや精神科医,薬剤師による講義,ストレッチの実習など,セルフマネジメントの要素を採り入れています。 身体障害者手帳をお持ちの方で,原則として在職中の方を対象に技能の程度に応じて,さらに必要な技能を追加取得し向上させるための在職者訓練を行っています。平成24年度は,次の5コースを計画実施しました。 本校では,施設内での訓練のほかに,企業,社会福祉法人,NPO,民間教育訓練機関等に委託し,次の短期間の職業訓練を行っています。 ⑴ 知識・技能習得訓練コース 知識・技能の習得を中心とした情報処理系等のコースで,訓練期間は1ヵ月から3ヵ月,1ヵ月の訓練時間は約80時限です。(例:初級パソコン科,就労パソコン科など)講習名Linux入門3次元CAD体験(Inventor)色彩入門講座色彩と配色調和の基本を習得6名パソコン初級ヘルスキーパー講習-40-内容Linuxの入門知識と基本操作を習得スケッチの仕方,モデル作成,3次元CADソフトの操作技術を習得スクリーンリーダーを用いたパソコンによる文書作成や表計算等の使い方を習得ヘルスキーパーの心構え,腰痛,肩こり,VDT作業障害に対する施療技術を習得合       計定員6名7名5名6名30名4.1 在職者訓練4.2 委託訓練 ⑵ 実践能力習得訓練コース 実践的な職業能力の開発・向上となる事業所現場等を活用した訓練コースで,訓練期間は1ヵ月から3ヵ月,1ヵ月の訓練時間は約60時限です。(例:就労準備科,清掃技術訓練科など)

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