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3.新たな取り組み● 機械系,印刷系のコースについても,企業ニーズを踏まえ訓練内容を見直すとともに,わかりやすいコース名称となるよう改めました。(OAシステムコース)」の2年間の訓練コースを統合し,「ITエキスパートコース」を設置しました。また,企業におけるコンピュータの運用管理ができる人材を育成するため,平成25年度から「ITサポートコース」を新設します。● 知的障害者対象のコースとしては,これまで実務作業系の「総合実務コース」のみでしたが,求職者ニーズが多様化してきたことを受けて,オフィスビジネス(一般事務)系の訓練コースに「知的障害者優先枠」を設定し,定員を拡充しました。 このような再編に取り組んだ結果,現在の訓練コースは上表のとおりとなっています。 コース再編の中で,新たな取り組みを加えた特徴的なコースを紹介します。対 象身体障害者身体・知的障害者精神障害者知的障害者(注1)平成24年度まで実施。現在2年生のみ在籍。(注2)平成25年度から新設。訓練コース機械エンジニア加工技術(注1)機械CADITエキスパートITサポート(注2)ITエンジニア(注1)OAシステム(注1)グラフィックデザインビジネスサポートビジネスキャリア(知的障害者優先枠)ビジネス実務総合実務-37-定員10名10名10名10名(10名)10名10名20名5名30名(10名)10名(5名×2)25名150名期 間2年2年1年2年1年2年2年1年1年1年6月1年—施設紹介【平成24年度 訓練コース一覧】職 系機械電子・情報電気電子情報処理印刷オフィスビジネスオフィスビジネスオフィスビジネス実務作業合 計3.1 ITエキスパートコース ⑴ 経緯 マイクロコンピュータの発達により,制御プログラムを置き換えることで,ハードウェアを変更せずに機能を追加,修正することができるようになりました。これにより携帯電話などの通信機器から家庭用電化製品まで幅広い製品に取り入れられるようになり,電子技術のハードウェアと情報技術のソフトウェアの双方の知識・技能を身につけた人材が求められています。このため,電気・電子系および情報処理系のコースを統合し,主として若年者を対象とした「ITエキスパートコース」を新設しました。 ⑵ コースの概要 電子回路設計,マイクロコンピュータの利活用および組み込みシステム制作などのハードウェア分野と,サーバ構築,C言語,JAVAおよびサーバサイドプログラミングなどのソフトウェア分野の幅広い知識・技能を習得し,ハード・ソフトウェアの設計および開発を担える人材の育成を目指します。 ⑶ コースの特徴 2年間の訓練期間を設け,社会経験の少ない若年者の就職支援なども行う次のような特徴あるコースとしました。

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