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「普通職業訓練短期過程」の訓練として実施した。当初は,知的障害者を対象とした訓練技法については,完全には確定されておらず,国も,細かい実施要領等は示していなかった。このため,訓練内容や指導方法は,各校が独自に工夫をしながら実施した。当校は,初年度から総合実務科(知的障害者の対象科)を1科1職種にとらわれず,1人でも多くの訓練生が就職の機会を得られるように,訓練職種をグループ化し,また,訓練生一人ひとりの個々の特性を生かすことを目的に訓練を開始した。ア 定  員:30名H20H2187667886.176.788.9(単位:人,%)H22H235836(41)30(36)27(36)30(39)63.3-16- ⑵ 指導方法 生活指導などを含め,よりきめ細やかな指導が必要となるため,訓練生おおむね5人に1人の講師を配置した。障害特性を把握し効果的な指導をするため,4月〜6月までを導入訓練として3グループに編成し,7月から訓練生の個々の適性に応じて6グループに分かれて指導している。 6グループの訓練内容は,企業のニーズに応じた「流通」,「物流」,「調理」,「就業基礎」,「屋内環境整備」および「屋外環境整備」の6つの訓練職種で行っている。また,パソコン実習,体力作りなども含めた総合的な訓練を行い,社会性・協調性・作業習慣などを身につけ,職業人として自立できることを目指している。イ 指導体制:指導員2名(訓練全般,就職,生       講師 6名(各グループの専門的活指導等)知識・技能の訓練指導) ⑴ 総合実務科の指導体制過去5年間の応募・就職状況H19年 度応募者数入校者数入校者就職率注)入校者数の( )内は合格者数683384.8① 流通実習(商品の補充作業)② 物流実習(荷物の積載作業)技能と技術 4/2012(商品の分類作業)(荷物の運搬作業)

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