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4.入学者の状況および卒業後の進路実習などの実技科目があります。 また,在学中に「フォークリフト運転技能講習」や「玉掛け技能講習」の資格を取得することが可能であり,また,「通関士」や「貿易実務検定」といった資格試験合格を目指した授業も行っています。 港湾技術科では,輸送,保管,荷役,包装などの物流要素について学び,メカトロニクスと情報技術に精通し,物流システムを構築,サポートおよびメンテナンスできる実践技術者を育成します。そのため,〈1〉物流管理(荷役,作業管理,労務管理などの港湾業務に関すること),〈2〉港湾技術(港湾荷役機械の知識および運転技術・技能に関すること),〈3〉自動化(港湾荷役の自動化技術に関すること)の分野を実習等で学び,総合的な機能を身につけます。 主なカリキュラムとして,物流概論・荷役論・制御工学などの学科のほか,物流機械運転実習・情報通信実習・物流管理実習などの実技科目があります。 在学中に「フォークリフト運転技能講習」や「玉掛け技能講習」の資格だけでなく,「移動式クレーン運転実技教習」の資格を取得することが可能であり,また,「クレーン運転士」や「大型特殊自動車運転」などの免許取得に向けた実習を行っています。 年度により多少のバラツキはありますが,本校への入学者を出身地で見てみると,兵庫県内からの入学者が約8割を占めますが,中国・四国・九州地方からの入学者もおります。また,卒業後の進路についても,7割以上が兵庫県内の企業に就職しております。これは地域に根差した短大校としての役割が定着しているものととらえております。 入学者の確保につきましては,少子化の影響で新規学卒者が減少傾向にあるなか苦労しておりますが,教職員による高校訪問や高校の先生を対象とした短大説明会,港湾・物流業界に関心のある方および本校に入学を希望されている方を対象としたオープンキャンパス等で,本校のPRならびに募集活動を行っております。 就職に当たっては,学生それぞれの適性と希望にあった企業を選択できるよう,個人面談を通して学生1人ひとりの個性・能力・希望などを考え,面接練習を含めた就職指導を行っております。 卒業後の就職率は例年ほぼ100%で,そのうち約9割が港湾・物流関連企業に就職しております。本校では,港湾・物流業界の未来を担う人材を輩出しており,高い就職率と定着率により各企業・団体様から信頼をいただいております。45⑵ 港湾技術科(物流技術科の愛称)港湾技術科授業風景 1/2011オープンキャンパス風景

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