1/2011
42/50

5.FD(ファカルティディベロップメント)活動 機械制御技術科では,機械の設計製作および制御技術を基本として,メカトロニクス機器や産業ロボットの制御も含めた生産ラインの設計・製作技術を有する実践技術者の育成を目指している。 今日の製造業界は,電子デバイスやコンピュータの発達によって,機械やシステムを電子回路やコンピュータによってコントロールする技術で支えられている。 電子情報技術科では,電子・電気回路の設計製作技術を基本として,半導体デバイスや映像デバイスの製造関連技術や,情報システムの構築技術を身につけた技術者の育成を目指している。 近年,コンピュータシステムはネットワーク機能を備えた情報管理システムからネットワークをコアにした基幹システムへと変貌しつつある。 そこで情報通信技術科ではネットワークを中核とした情報処理システム構築法について教育し,企業のニーズに対応した即戦力のある情報通信ネットワーク技術者の育成を目指している。 ソフトウェアは,アイデアを実現する道具である。情報映像技術科では,プログラミング,コンピュータ,データベース,インターネット,システム設計,画像処理,グラフィックスなど情報処理の基礎から映像技術の応用まで学ぶ。 情報システム設計・構築,ソフトウェア開発,映像デバイス製造等,幅広い分野で活躍できるソフトウェア技術者の育成を目指している。 本校では,その教育プログラムが社会の要求水準を満たすことを目標にしてさまざまな取り組みを実践している。FD活動はその1つの例であり,以下にその具体的な事例を述べる。 前後期のすべての授業に対して学生による授業アンケートを実施している。授業に対する関心,担当教員の教え方,進め方等17項目の質問に対して無記名のマークシート回答を課している。その結果は教員にフィードバックして改善を促すとともに,一部は学生にも公開している。技能と技術③ 電子情報技術科 2年間 定員22名④ 情報通信技術科 2年間 定員22名ネットワークプログラミング実習40電子工学実験⑤ 情報映像技術科 2年間 定員22名① 授業アンケート映像システム技術実習

元のページ  ../index.html#42

このブックを見る