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職者情報などと併せてDMを発送する,②電話,会社訪問による参加の勧奨を行っています 450社の選定に当たっては,事業所情報システム登録事業所より,これまでに就職の決定した企業,在職者訓練受講企業,日本版デュアルシステム受け入れ企業,合同面談会実施のため新たに開拓した企業を中心に選択します。 参加企業の決定を待って求人票を作成し,面談参加企業の求人情報を,各科担当職業訓練指導員から訓練生へ配布し,面談勧奨を行います。 開催回数は,平成18年度は11月から2回開催,平成19年度からは四半期に1回,年4回開催している。参加企業は,平成20年10月以降の経済情勢,雇用情勢を受けて減少した。反して応募受講生は,平年度開催回数参加企業数応募受講生数58人98人93人134人平成18年度平成19年度平成20年度平成21年度2回4回4回4回年度面接実施件数平成18年度平成19年度平成20年度平成21年度126件189件180件227件写真1 合同面談会様子1/201134社78社65社53社就職者数18人30人19人11人就職率87.6%87.5%85.3%85.4%成21年度は激増しました(表5)。 面接実施件数は,平成21年度は増加したものの,就職者数は減少した。平成18年度から平成21年度の就職率最終確定値は,リーマンショック後も85%台をとどめるに至っています(表6)。 面談会の効果としては,表6の就職率から推測すると,リーマンショックの経済変動があっても,合同面談会導入により,就職率がある程度確保できたということではないでしょうか。具体的な効果として考えられることは,次のとおりです。 面談しようとする受講生の就職に対する意欲を喚起すると同時に,就職が決定する受講生もいることから,各科において他の受講生へも影響を及ぼし,就職への積極的な雰囲気を醸成する。 参加企業との事務連絡および求人情報の連絡を頻繁に行うことから,企業の雇用・現況を把握することが可能となり,当該企業の新しい情報を入手できる。 面談に参加しなかった企業からの問い合わせを受ける機会が増え,企業訪問等行うことにより信頼関係が醸成される。21⑵ 合同面談会の実施表5 開催回数・参加企業数・応募受講生数表6 面接実施件数・就職者数・就職率⑶ 合同面談会の効果① 訓練生のモチベーションアップ② 職業相談員と各科職業訓練指導員の連携強化 職業相談員は,就職面談に関して,対企業,面談受講生との連絡を正確かつ綿密にする必要があることから,担当指導員とのコミュニケーションを円滑にする必要が生じる。③ 職業訓練指導員によるフォローアップの強化 面談状況によるが,面談後の受講生に対して,担当指導員のフォローアップが不可欠のものとなる。④ 企業の現況,求人動向等企業情報の収集⑤  企業からの人材の問い合わせを受けるなど信頼関係の醸成

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