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1234いる製品や各種ショップの商品をグループで調査・研究し参考にする。 金型の設計製作は,先輩訓練生製作の金型とその報告書を教材としている。金型構造や加工方法を理解するための各種情報が揃っており,ブラックボックスとみられがちな金型関連の技能について,理解し習得することに効果を発揮している。たとえば、製作する金型の類似構造のものを教室に用意し、いつでも訓練生同士で分解・組立できるよう図面とともに整備しておき、自然に金型に慣れるような環境を整えている。 また、同じ立場であった先輩が製作しているので「自分たちでもできる」さらに「完成度を高めたい」という意欲が湧き,期が進むごとに完成度を高めている。 行程は,前に説明した図6に沿って次のように進んでいく。 指導員は,樹脂・成形機・金型機構などの仕様を提示する。 訓練生は,提示された仕様をテキストやインターネット等で調査,計算,検証し確認する。その結果を指導員と相談する。詳細設計・加工担当お面入れ子キャビ取付板お面入れ子コアー可動側型板側面入れ子コアー突き出し板側面入れ子キャビ固定側型板 訓練生を表4のように2~4人のグループに分け作業を割り振る。後に行う加工作業も割り振り,全員に責任をもたせる。技能と技術⑴ 仕様の提示⑵ 仕様の確認表4 グループ編成報告書担当班氏名ABCDEFGHIJKLM製品設計レポート金型設計レポート金型加工レポート射出成形レポート16⑶ 企画設計① 成形品の企画・設計② 金型の設計図19 3次元モデル・流動解析図20 金型モデル・構想設計表5 作業工程表表6 金型製作費用

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