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技能検定受験中総合製作実習の作品3/2010⑵ 電子情報技術科実習風景 「機械基礎」「機械加工」「精密加工」「制御技術」「設計・製図」を5本の柱とし,そのまとめとして「応用技術」で総合的な理解を確認し,機械分野に関する最適な生産技術を構築するための専門能力を習得します。例えば,設計・製図と精密加工では,プラスチック射出成形用金型を課題として,コンピュータを用いた金型設計(CAD)とコンピュータを利用した金型製作(CAM)を行い,これまでに習得した機械製図,CAD/CAMや数値制御工作機械等の知識・技術を総括していきます。 さらに,技能検定などの資格取得にも積極的に支援しており,技術進歩に対応できる技能・技術による「ものづくり」を通して「人づくり」を推進しています。 近年,電子技術,情報技術,通信技術の分野は携帯電話やパソコン等の情報家電はもちろん,家電製品や自動車などさまざまな分野で使われており,生活を便利に快適にしています。故に,情報ネットワークやIT社会を形成するコンピュータ技術,移動体通信に代表される通信ネットワーク技術,家電製品やカーナビゲーションシステムに代表されるエレクトロニクス技術を担っていくことができる人材の教育が急務となっています。 そこで,当校の電子情報技術科においては,こうした技術革新の流れを受けて,マイコン技術や電子回路設計などの科目ではコンピュータを構成する電子機器などの「ハードウェア」の基礎を学ぶほか,OSやプログラムなどの科目ではコンピュータを制御する「ソフトウェア」の基礎を学んでいきます。また,ネットワーク技術や移動体通信技術の科目では,遠隔地から管理,運用を行う「ネットワーク」の基礎を習得し,電子技術,情報技術,通信技術の各分野を融合した教育を行っています。 修了後は,情報家電などの開発・設計,ネットワーク設計・構築,メンテナンスなどのフィールドエンジニアとして幅広い分野での活躍が期待されています。43

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