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6.おわりに能の習得を図ることにより,就職の支援を行っています。平成22年度は,パソコン事務科やワークアシスト科など4コースを計画しています。このほか,事業主委託訓練も実施します。 また,一般校を活用した障害者職業能力開発事業では,「総合実務科」というコースで知的障がい者の職業訓練を施設内で行っています。この訓練は平成19年度から開始し,平成22年度で4年目になります。昨年度までは6ヵ月だった訓練期間を,今年度からカリキュラムを充実させ,その訓練期間を1年とし,新たな総合実務科としてスタートしました。―訓練目標― 社会適応訓練を養う訓練と各職種に応じた知識・技能を身につける実技訓練を通して,個人の能力と適性を引き出し就職へ結びつけます。―主な訓練内容―○職場でのルール・マナー・コミュニケーション力,時間・金銭管理,安全・健康管理等,社会生活に適応していくために必要とされる知識を習得します。○パソコンの基本操作とそれに付随する事務処理の知識技能を習得します。○職種別技能訓練として販売物流訓練,接客訓練,清掃訓練,製造訓練など各職種の基本的な知識技能の訓練を行い,各自の適性や能力を確認しま2/2010す。○仕事に必要な基礎的な学力・体力の養成を毎日行います。○個人の適性,訓練状況に応じた職場実習を行います。 厳しい雇用情勢を受け,将来,企業の第一線で活躍する技術者または技能者を夢見て,本校に入学した学生一人一人の思いを大切にするため,今年度から学生の就職支援について見直しを実施しました。 各科から選出した職員で構成したタスクフォース(プロジェクトチーム)を中心とした就職支援スタッフを配置し,その活動の拠点となる専用スペースとして就職支援室を開設しました。 この就職支援室を中心に就職に対する情報提供や相談と一体的な学生支援を実施できるようになりました。 また,企業の情報については,専門課程,普通課程および各種訓練事業の壁を超えて共有できるよう,本校にかかわる企業のデータベースについても整備をしました。 このような,フレキシブルな運用をできることが,能力開発に関する複合施設としてのテクノアカデミーの特徴であり,これからも地域産業界に対する産業人材育成の拠点として能力開発事業を推進していきます。41電話応対訓練清掃訓練

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