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5.教務課(経営企画担当)ている。」,「社員間の関係が希薄化しており,自発的な情報の共有化が行われない。」といった現状を踏まえ,建築業界で幅広く活躍できる即戦力とコミュニケーション能力を備えた人材の育成を目指しています。―教育の特長―○基本的な製図から色彩やデザインを含めた意匠に関する設計を教育します。さらに環境に配慮し,安全で法令遵守を前提とした建物の設計を教育します。○工具の使用法から手入れの仕方,応用実習に至るまでの各種構法や施工法に加え,構造や材料に関する知識と一体となった技術・技能を教育します。○総合演習として,基本的な知識と技術・技能を生かし,希望職種に応じた内容で卒業制作を行い,その制作における完成までのプロセスを通してものづくりのノウハウを教育します。―教育訓練の4本柱―⑴ 建築計画 建築が歴史的な流れのなかでどのように構築されてきたかを知るとともに,建築にかかわる機能,構造および設備を学び,建築に求められる要素を理解し形にまとめる力を身に付けます。 また,具現化するための設計製図,パースや模型のほか,デッサンや造形演習によりデザインの基礎も学びます。⑵ 建築法規 建築基準法および関係諸法令を学び,建築物の安全や衛生,都市との関係について学び,同時にそのコンプライアンスの重要性についても学びます。⑶ 建築構造 木造在来軸組工法,鉄筋コンクリート造,鉄骨造等の建物の構造の特性について学びます。 また,これらの建築を構成している材料の強度実験により性質を理解し,特徴を学びます。⑷ 建築施工 大工道具の使用法や手入れの仕方,電動工具の取り扱いと,それらを使った大工作業を学びます。 継手・仕口の墨付,加工から和小屋組の施工等を段階的に学び,そのまとめとして模擬棟製作を通した木造住宅の施工に関する一連の知識および技術・技能を習得します。 このほか,鉄筋コンクリート造や鉄骨造建物の施工技術(鉄筋組立,型枠組立,鋼製下地・ボード仕上げ,床・壁仕上げ)や測量技術を実習を通して学びます。 教務課は,学生に対する就職支援を始め,在職者および離職者等に対する各種訓練事業および障がい者に対する職業能力開発訓練事業を実施しています。39木造建築施工実習(模擬棟製作)2/2010建築応用実習Ⅱ(鉄筋組立)

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