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3.各科の内容3.1 生産技術科生産技術科1年生,右手前は使用する工具,後ろはマシニングセンタとNC旋盤基本はやはり旋盤,フライス盤と判断力を兼ね備えた実践技術者を育成し,本県の産業および経済の発展に寄与することを目的としています。 教育の特徴は次のとおりです。・実験実習を重視した「実践的な教育」を行う。・「最新鋭の実験・実習設備」で,ハイレベルな教育を行う。・少人数による徹底した「個別的教育」を行う。・1人ひとりの就職活動を支援する。・開校以来「就職率は100%」(うち約9割が県内に就職) また本校には4つの学科があり,定員は1学年100人,全校2学年で200人となっています。 1学年の定員は次のとおりです。・機械システム系の生産技術科(定員20人)・電気・電子システム系の電子技術科(定員30人)・接客サービス系の観光ビジネス科(定員20人)・情報システム系の情報技術科(定員30人) 当校が果たす役割は,次のとおりです。・人材の育成:実践技術者育成,聴講生・研修生の受け入れ,在職者等の職業能力開発・企業内訓練の振興:教育訓練に対する助成(資金援助),企業が行う研修等への施設貸与,教育訓練に対する相談・指導・援助 聴講生が7年ぶりに2人入校し,聴講生では初めて終了が見込まれます。また,海外技術研修員としてブラジルからの女性が情報技術科で半年間学習訓練を行いました。 在職者等の職業訓練では,ISO9000の研修が特に人気があり,3回行いました。 生産技術科では,先端的な生産分野で即戦力にな1/2010る実践的な機械技術者の育成を目指しています。このことを達成するために当科では大きく分けて設計・加工・制御の3つの分野について学びます。 1年時と2年時前期で基礎を学んだ後,2年時後半では次のような「応用実習」を行っています。○「金型設計製作実習」では,取手付カップや校章マーク・コースターの金型を製作しています。毎年,県内企業の射出成型機を借用して「トライショット」を行っていますので,自分たちで製作した金型が生み出す成形品を手にすることができます。○「制御工学実習」では,「XYロボット機構」「ピック&プレイス機構」など機械システムの製作・制御を行っています。これによって,設計・部品加工・組立・制御までの複合技術を一貫して学ぶこ49

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