1/2010
21/61

写真4 ログハウス施工手順写真5 柱と溝の寸法写真6 ログ材の形状と重ね方写真7 ほぞの形状写真9 模型製作状況1/2010写真8 コーチスクリューでの緊結4.3 模型製作と施工法の把握4.4 実大ログハウス製作図1 実大ログハウス図面と壁材をコーチスクリューで緊結する(写真8)。⑥梁材は壁材を組み上げた後に掛け渡す。 軸組は在来軸組構法とし,柱および開口部の間柱に溝加工を行い,背割加工したログ壁材を挿入する2分の1の模型を製作して施工法を把握した(写真9)。 「すさみトライ・ウッド協同組合」から紀州産の杉間伐材で製材された土台・柱・梁等の軸組材と,背割りされた壁材を納品してもらい,4.5帖(7.4529m2)のログハウスを計画することとした(図1)。搬入時の間伐材の含水率は,高周波式含水率計で測定すると平均75.72%と高含水率であり,模型製作での検討を加えて,以下のような改良や検討を行うこととした。① 柱・梁等の軸組を3寸5分(105mm角)とした。② 壁材の乾燥変形と重量を考慮して,壁材の長さを3尺(910mm)とした。③ 壁材の長さを2mm程度小さくし,落とし込みやすく改良した。④ 柱材を垂直に固定するため,柱に頭繋ぎを設けて仮筋かいで固定した。⑤ 梁材を壁材より先に組む工法も検討した。⑥ 出入口・開口部の納まりを検討した。⑦ 簡易な脚立足場について検討した。19

元のページ  ../index.html#21

このブックを見る